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23年経っても 覚えているんだね

2013.10.2


涙より 笑顔でいっぱい 伊豆コピエ へんちゃか ぺんちゃか


金木犀の香りがしますよ〜。
いいですね。
大好きなんです。

だからこそのお願いです!
芳香剤として、トイレで使わないでね〜。

人って、香りが思い出を呼び起こすんですね。
秋の金木犀…う〜ん、なんとも言えない、すがすがしさ。

トイレを思い出したくないんです…、ね。


あ、それはさておいて、静岡県の函南町、そこにある健康施設「伊豆コピエ」で、
二回目の小さなコンサートが行われたんですよ。

毎回、テーマが出されます。
そう、出すのは、主催者(っていうか、思いつきのやおやの内野さん)。

思いつき…これは素晴らしい才能なんですね。
思いつかない人もいるでしょ?それを思いついちゃうんですよ!
理屈なんかなくても、確固たる理由がなくても、思いついちゃうんです。

でね、今回のテーマは『天まで駆けるよ』。
これは、ボクの2枚目のCDのタイトル。
つまり、そのアルバムから構成してほしいということ。

最近、あまり歌わなくなっている曲が多くて、紐解くのに時間がかかること、かかること。
「歌詞、なんだっけ?」
「あれ、これ、どうやって弾くんだっけ?」
などなど、情けない状態のお坊ちゃま。



それでも、準備していくと、よみがえるんですね、
思い出が。金木犀のように…。


この日、ようやく体調も回復しつつありました。
あまり話さなかったんですが、サマカレの中盤から、
調子、悪かったんです。
自分でわかっていたんです。
「あ、また、あの嫌な感じになっている…。」
そうなんです。
わかるんです。おかしいって。

そして、これは時間がかかるってことも。

それが、ようやく、戻りつつあり、心も元気になって、この日、会場入りする時は、
軽やかな足取り。良いですね、健康って、本当に良いですね。体と心はつながっている。まさに、そのとおり!

歌っていても、ピアノを弾いていても、落ち着いている自分にうれしくなります。
そして、教え子との再会。

前回には、幼稚園の先生をしている子が来てくれて
「先生、こんなに楽しいんだから、今度は、もっと声をかけて友達を誘いますね。」
その言葉に違わず、あと4人も連れてきてくれたんです。

すぐに感激してしまうお坊ちゃま。
この日、不思議な事に、「涙」よりも「笑顔」にあふれていたんですよ。


コンサートの前に顔を合わせた瞬間こそ、23年の年月の流れを感じていたものの、
コンサート中に、前に出てもらって歌ってもらい始めたら、ぐんぐん、戻るんです。
あの日に、あの教室に、あの声に…。

あの子たち、歌を覚えていてくれたんです。
ドンマイも、勇気百倍ふりしぼっても、風の中へも…。

そんなふうに、ボクがピアノを弾いて、あの子たちが歌っている姿を見ていたら、つい、
「先生」にもどっている自分に気づきました。あの子達の「先生」に。

また、あの子たちが、ボクを「先生」にしてくれました。
だから、涙なんか出なくて、うれしくて、うれしくて、笑顔になったのかもしれません。
4年2組の教室に思えたのかもしれません。


そんな教え子から、すぐにメールが届きました。

昨日はお疲れ様でした。
すごく楽しかったです。

なんか、先生に久しぶりにあって、話したりピアノや歌を聞いたりすると、
少年に戻る気がします(笑)

今まで、道がはずれたりだとか、
大人になって、普通に仕事したりしていると感じられないような
少年の心に戻る気がします。

先生は、ストレートに気持ちをぶつけてくるから、正直、それが恥ずかしくもあり、
嬉しくも懐かしくもあります。

今の大人には、なかなか先生みたいな人はいませんね!光栄に思います。
昨日、コンサートが終わってから、友人とそんなこと話してました。

友人も、コンサートが始まる前は、先生のコンサートが終わったら、
暇だしパチンコでも行こうかなって言っていたのに、
コンサートが終わった後は、少年の心に戻ったのか、
「家に帰って余韻にひたる」って言っていましたよ。

あいつも、久しぶりに、いろいろ感じるものがあったんじゃないですかね!
3月も楽しみにしてます!

「先生」って歌ありましたよね? もう、先に3月のリクエストしておきます(笑)
昨日は、本当楽しかったです… 恥ずかしかったけど。次を楽しみにしています。
体に気をつけてがんばってください!



午後は、冨田富士也先生のカウンセリング。
ボクは、学研の講習会で、一度だけお会いしている先生で、なんと、静岡県の御前崎出身の方なんです。

先生の著書はたくさんあって、ご縁があり、ボクもたくさん読ませていただいています。
その本の中では、感銘を受ける言葉がいっぱいあって、特に、自分が悩んでいたり、
迷ったりしているときに、じんわりと効いてくるんです!

本だけでも、心は動くんだけど、やっぱり、生の声で、表情で、起伏で、感情でお話を
聞くと、違うんですね。やりとりがあるでしょ?歌で言えば「打ち合い」。

勉強になったし、これからの人生の指針を示してもらったようで、安心の心をいただきましたよ。

どうです?


あなたも、読んでみませんか?

とにかく、たくさんあるので、探してみてください。
題名からでもいいんです。
自分にピンと来たもの。              

そこから入るって、大事ですよ。
ピンと来た人は素晴らしいんです。

来ない人もいるわけだから、その自分の感性を
信じましょうね。

強いて言えば『ココロの日にち薬』をお薦めします!
(十月舎/発行 星雲社/発売 1,300円+税)


さ、大きなコンサートは、次回、13日の金沢。
北陸のお魚を味わいに、おいでくださいませ〜。


教え子に もらった花束 その重み へんちゃか ぺんちゃか