気まぐれ　レコーディング日記　その１

寒いとて　春の兆しが　見え隠れ　へんちゃか　ぺんちゃか


まだまだ、寒いのう。
つい先日、柚坊は広島におったそうじゃが、雪が舞ってのう。驚いておったわい。街中でも、ちらちら…。山の方じゃあ、積もったようでの。写真が送られてきおったわい。石川県やら、富山県の日本海の皆の衆、大丈夫かい？凍える日々じゃが、もうしばらくの辛抱ぞえ。
今日から、やっとこ、柚坊が「新電子録音盤　よもやま話」をするそうじゃ。ま、へ～っくらいに聞き流してやってくれぞなもし。


うんうん、今年の夜は寒かったよ～。
いきなりで、話がわからない？はいはい、そりゃ、そうでした。
って言うのはね、レコーディングを終えて、真夜中にスタジオから出るでしょ？その時の空気のことなんですよ。去年はさ、なんだか、暖かいってことはないんだけど、「うお～っ、さ、さぶ～っ！」とは、ならなかったわけさ。それが、今年は「やっぱ、冬だねえ。」って、のほほんと感動してしまっていたんだよ。ま、それだってさ、雪国のみなさまからしたら、

「ふざけんじゃないわよ～！」
「こっちは、もう、寒くて、寒くて、外に出られないのよ～！」
「見てよ～！そのせいで、食べてばっかりいて、こんなになっちゃったじゃない！」
「そうよ、そうよ。誰が責任とってくれるのよ～！」
「あたしのナイスバディを返して～！」

だ、だよね～。
でも、責任までは…。

今春のアルバムタイトルは『Invitation to YUZZ Ⅲ　TEAM EARTH』。
早いもので、もう３枚目。
このシリーズはさ、自費出版だからさ、まあ、よくぞ、続けられたものですよ。
正直ね、ちょっと、お休みせねば…というような状態だったわけさ（何のことか、お察しくださいな）。でもね、全国ユズリン・アイドルファンクラブ４７人の皆様が、言うわけさ。
「お願い！出してちょんまげ！」
って…。
じゃ、しょうがない、なんとか、やりくりしてみましょうかねえ。ってなわけで、今回も、清水の舞台から飛び降りる覚悟で、企画してしまったわけさ。

だ・か・ら、ダビングなんて、もってのほか！
お一人様、一枚も、もってのほか！
ねえねえ、そこの、かわいいおねえ様～、かっこいい、だんなさま～！せ、せめて、２枚は求めておくんなまし（に、２枚でいいの～？）。

初日は、冷たい雨の中、初めてのスタジオで行われたんだよ。
早稲田にある、スタジオAVACO（アバコ）。高田馬場駅から歩くこと、３０分！道がわからないし、場所もわからないし、ただただ、見当のみで歩くお坊ちゃま。救いは、スタジオ近くのバス停で、いつものスタジオの社長が、バスを待っていたことだったのでした。あいさつを交わしながらも、この道でまちがいないんだと確信したのでありました（き、訊けばいいのに…）。

新宿のフリーダムスタジオよりも広くて、隣の部屋では、なんとアニメ「ちびまるこちゃん」の録音もしていたんだよ。でもさ、あれって、不思議なもので、声優さんが集まるわけでしょ？一人として、誰が誰の声を出しているのか、わかりませんでした。きっと、まるちゃんや、おじいちゃん、そして、たまちゃんにも会っていたはずだよねえ。ううう、わからなかった…。

新年のごあいさつをしてから、新婚の玉木正昭大先生に、なんとか、新婚生活のお話をうかがおうと企んでいたんだけど、
「あのさあ、中山さんさあ、俺の変な写真を使われたら、困るんだよなあ。一応、イケメンドラマーなんだぜ！」
と、先制パンチをくらわされてしまったのでありました。反省しながらも、そこは負けないお坊ちゃま、
「じゃあさあ、正昭君も、写真撮るときに、変な顔しないでよねえ！」
と、言い返してしまったのでありました。
心なしか、大先生の心の俳句が聞こえたのでありました。

（そうだった　あの顔したのは　俺だった　　　イケメンドラマー心の俳句より）


この日は、金井信氏の編曲から始まったのでした。
金井さんには、去年、迷惑かけちゃったからね。全曲のアレンジをお願いしてしまったため、暮れも、正月もなし！家庭サービスできずに、困らせてしまったので、今回は、半分をお願いしたわけです。オカリナを吹いてくださったパートナーの里実さんも、なんとなく、な～んとなく、心おだやかな表情で、安心しました。ホント、ありがとう！

この日の収録は、「みんな　みんな輝け！」から始まって、「あなたとSwing！」「この青い地球で」「さりげなく」「紫陽花」と、なんの問題もなく進んだのでありま…、う～ん、あった、あった！

あなたなら知っているはずの曲「この青い地球で」。
３枚目のアルバム『スタートライン』に収録されていたでしょ？で、めでたく絶版になったでしょ？その後も、『DREAM,TOGETHER』に収録されたでしょ？違うアレンジで。ほんでもって、また絶版になったでしょ？そうそう、絶版、絶版、わ～い、わ～い！（喜んでいる場合かい！）

今回は、最近のお坊ちゃまお気に入りの、ジャズワルツにしてもらったわけさ。
そしたら、これが、ぴったり当てはまっていたんだよねえ。うんだもんで（ど、どこの出身？）、
「金井さ～ん、このリズム、すごく気に入って、もっと聞きたいから、こっちも、それから、ここも、このリズムにして～！」
と、遠慮することなく、お願いしてしまったのでありました。

しっかし、さすが、懐の深い、金井マコリン・プロ！
「バンドのみなさ～ん、ユズが、ああ言っているので、エンディングのここをこうしましょう。ってことは、ここも、こうしましょう。」
と、受け入れてくださったわけです。
バンド仲間も、無言で、変更に付き合ってくださる、それは、それは、神様みたいな方たちなのでありました（本当は怒っているかも～。幸いに、心の中は見えません…）。

で、どんなふうになっているのかは、それこそ、聴いてのお楽しみ！
歌も、良い感じに仕上がりましたよ。ホント、ホント。自信作になりました！ジャズに関しては、世界的に有名な（これって、本当なんだよ）じいじにも聴いてもらったんだけど、一言
「いいねえ！」
これが、すべてを物語っているのでありました！

ってなわけで、この報告は気まぐれなので、続くかどうかは、わっかりっませ～ん。とりあえず、今日は、もう、終わり～！じゃあねえ。バッハッハ～イ、ユッズヨ～ン！

そんなこと言わずに、二日目からの話もしてくれぞなもし。
Pon-zメンバーの進藤克己氏の話も聞きたいしのう。ようかん、差し入れするから、頼むぞえ！のう、皆の衆も、わしと一緒にお願いしちょくれ！せ～の、
「新しいアルバム、５枚は予約するので、お願いしま～す。」
おっ、あんたはん、今、５枚言いましたな？はいはい、聞こえましたよ。帳面に書きましょう、書きましょう。知らんうちに送られてきても、怒っちゃダメぞなもし～！ほんだば、まったのう。ジッジヨ～ン！


今度もね　ピアノ難し　弾けるかな　へんちゃか　ぺんちゃか