作家・窪島誠一郎の海に運ばれ、詩に導かれ、丘の上の無言の館で織りなされた音楽…
「無言館館主・窪島誠一郎さんとの出会いは「夜の歌」というチェロ曲を介しての事でした。
亡父・井上頼豊が大切に弾いていたこの曲と作者の戦没作曲家・尾崎宗吉について窪島さんが書かれた本を知ったのがきっかけです。
普天間かおりさん、大須賀ひできさんとの出会い、そして盟友と呼ぶべき演奏家達の才能によって織りなされた音楽は「懐かしくて新しい」と思えるものとなりました。
朗読のバックに流れている波のSEは福島の海辺で今作品のために実際に録音されたものです。そこには音楽と言葉とひとをつなぐ太古からの物語が聴き取れます。物語の終章が安らかな微笑みに満ちていますように」(井上鑑「録音後記」より抜粋)
戦没画学生慰霊美術館「無言館」の館主・窪島誠一郎と音楽家・井上鑑、シンガーソングライター・普天間かおり、シンガーソングライター・大須賀ひできによる「音楽と文学の融合」。戦没画学生たちが残した作品に、2011年の東日本大震災により家族や故郷をなくした人々に、繁栄と飽食を享受し尽くし多くを失ったかもしれない私たちに…想いを寄せた全6曲(朗読のみ作品含む)を収録。
演奏メンバーには、井上鑑(作曲・編曲、Key.Vo.)、普天間かおり(Vo.)、大須賀ひでき(Vo.)に加え、今剛(Gt.)、三沢またろう(Per.)、関谷友貴(Ba.)、マレー飛鳥(Vn.)といった一流ミュージシャンが参加しているのも魅力です。美しく、儚く、強く、やるせない…想いを紡いだ6篇の共鳴が、「音楽×文学」の地平を拓く。
戦没画学生慰霊美術館「無言館」について
1997年5月1日長野県上田市の郊外に私設美術館「信濃デッサン館」の分館として開館。太平洋戦争あるいは日中戦争によって画家への夢を断たれ、戦堤のツユと消えた画学生たちがのこした作品と、生前のかれらの青春の息吹をつたえる数々の遺品、資料などが保存、展示されている。
■収録曲
鳥の歌(ピアノ:井上鑑)/この道には(ヴォーカル:普天間かおり) /モノローグ「浪江」の海 (朗読:窪島誠一郎)/枯れない花となって(ヴォーカル:井上鑑)/忘れられたトランク(ヴォーカル:大須賀ひでき)/海よ哭け(朗読:窪島誠一郎 ピアノ:井上鑑)
■商品情報
商品名:【CD】無言館Project(窪島誠一郎/井上鑑/普天間かおり/大須賀ひでき)「海よ哭け」[デジパック仕様]
商品番号:CCD963
JANコード:4523810004946
発売予定日:2024年7月20日
予約特典:送料無料(発売日前日まで)
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