2008/05/07
5月4~6日に幕張メッセで開催された、九条世界会議に参加してきました(実際には4日と5日だけでしたが)。
4日は幕張メッセ内のイベントホールで全体会が開催されたのですが、始まるまでは一体何名が来場されるのか全然分からない状態(直前の事務局情報ではかなり寂しい話を聞きました…)でしたが、いざ開場されると次から次へと入ってくる人で7000名収容の会場は程なく満席に!聞くところによると入りきれなくて帰られた方が2000~3000名いらっしゃるとか!
「福島からバスをチャーターしてきたけど……。帰るしかない。でも九条を守りたいという人がこんなにたくさんいることが分かっただけでも来た甲斐があった!」という方もいらっしゃったとか。会場に足を運ばれた方全員が入れなかったのは残念でしたが、まさに熱気あふれる全体会となりました。
全体会では第1部でベートーベンの第九・第4楽章を、弁護士をはじめとした法律家の方々が東京ニューシティ管弦楽団の伴奏で演奏されたのをはじめ、「ねがい」が900名の合唱団員で演奏され感動を呼びました。「ねがい」はこの日の為にオーケストラ用の楽譜が作曲家の池辺晋一郎氏の監修で用意され、4名の海外からの参加者(うち一人はナターシャ・グジーさんでした)がそれぞれの国の言葉で「ねがい」を歌いました。
第2部ではトークイベントとアーティスト演奏が交互に開催され、高橋竹山さん、普天間かおりさん、ナターシャ・グジーさん、亀渕友香とVOJAの皆さん、AINU REBELSの皆さんの演奏(パフォーマンス)がありました。
第3部はアーティストの皆さんのライブでした。UAさん、FUNKISTの皆さん、原田真二さん、加藤登紀子さんが演奏されました。ライブではアーティストの九条に対する想いが語られながら演奏され、予定時間を大幅に超過する熱のこもったライブになりました!
5日は会場をメッセ内の別会場である国際会議場に移して、様々な分科会やイベントが開催されました。特に出展ブース内でのミニステージでのナターシャ・グジーさんのミニコンサートは100名ほどの会場に300名が詰め掛け、終了後のサインセールではサインを求めるお客様が100名も並ばれるほどの評判でした。広いはずの国際会議場内の各分科会も入りきれない人で溢れていました。
私たちは2日間の参加でしたが、本当に多くの人たちが「九条を守りたい!」と願い、こうして集まったことは大きな意義があったと思います。個人的にもとても心強く思いました。日本から軍隊(自衛隊)をなくすためには大きな壁がまだまだあると思いますが、「国に憲法を守らせる」のは国民の大きな仕事だと思います。