歌詞も見ず よくぞ歌える 子どもたち へんちゃか ぺんちゃか
三寒四温。
春に近づいていますね。
枯れていたように見えていた木々が、新芽を出してくれます。
この時期、黄色の花が目立つように思うのは、ボクだけでしょうか?
一年間の締めくくりの卒園式、卒業式。
いかがでしたか?
本当に、伸びゆく子どもたちを見守り続け、励まし続け、認め続けた一年でしたね。
笑顔で過ごせましたか?
大変なこともあったと察しますが、仲間の力、子どもたちの力を借りて、乗り越えてきたんですね。本当に、お疲れ様でした。
春休み、少しでも、のんびりしてくださいね。
自分のための人生でもあることを忘れずに…。
終わることもあれば、始まることもある季節。
静岡県沼津市立 静浦小中一貫学校も、この春に生まれます。今までの3つの小学校と一つの中学校が、統廃合され、一緒になります。
人数の減少やら、津波の心配やら、いろいろとあるわけですが、それでも、その時どきに適したものをさがしてゆく…
これも、重要な、というよりも「柔軟」な生き方なのかもしれませんね。
そんなわけで、新しくなる学校の校歌の指導に行ってきましたよ。昨年、校歌のお話をいただいた時は、不安の方が大きかったのですが、これも「ご縁」と考えて、引き受けたのです。
どうして、不安が大きかったというと、中学生も歌う曲…ここです!
小学生の気持ちなら、なんとかできると思っていたのですが、中学生ともなると、ほら、思春期にも入るでしょ?そして、自我の目覚めも…。
思い出すなあ、あの頃を。
それでも、静浦の地へおもむき、たくさんの方のお話もうかがったり、「きみとぼくの間に」を歌ってくれている二年生の教室にもおじゃましたりと交流する中で、見えてきたものがあったんです。
翌朝、目覚めと共に、な、なんと、メロディと言葉が、口から出ていたんです。自分でも、びっくり!
すぐさま、ピアノの前に行き、寝ぼけまなこをこすりつつ、楽譜を書いたんですね。
それが、この校歌の「サビ」の部分にあたります。
詳しいことは、この4月に出版される、新しくなったCD「笑顔の力Part2」や、ピアノピースに書きましたので、また、見てくださいね(もちろん、この校歌も収録しました)。
でね、3月のとある日。
静浦にでかけ、小学生と中学二年生(三年生は卒業なので、この校歌は歌いません)のみなさまと、歌の練習をしてきたんですよ。
もう、ワクワク!
なぜなら、そこに生まれ、育っている子どもたち自らが、
歌ってくれるんです!
こりゃ、ときめきますよね。
はじめこそ、お互いの緊張感の中で、心も開けずにいた雰囲気でしたが、ちょっとした一言で、どんどん、ぐんぐん、みるみる歌声が響いていきました。
その声が、顔が、ボクのスイッチを入れてしまうのです!
はい、この日も、すぐに入ってしまいました。
なつかしい「教室での授業」の匂い!
これ、これ!
中学生も、コーラスまで練習してくれてあり、聞かせてくれました。落ち着いた雰囲気の中学生で、しっとりした声に、心がなごみます。
さらに素晴らしかったのが、先生方の笑顔!
もう、まいりました。
子どもたちと一緒になって、笑顔で歌ってくれているんです。
弱いんです、こういうのに。泣きそうになってしまうんですね。
あ、ご存知でしたね。泣き虫なのを…。
中学の校長先生が、その後、話してくださいました。
「ゆずりんの指導は良いね。私たち教員は、見習いたいね。」
賞状をもらった気分でしたよ〜。
こちらこそ、ありがとうございました。
4月7日の開校式で、校歌の指揮を振ることになりました。
その後、入学式もあり、さらに、ボクのコンサートまであるんです。
このコンサートに、是非、おいでくださいと、教育委員会の方からお誘いがありましたよ。もしも、お時間がありましたら、来てくださいね。
新しい校舎や、ピカピカの子どもたちの笑顔、そして、この校歌。
楽しみに来てください。
4月7日(月)
沼津市立 静浦小中一貫学校 体育館
10:10開演(約一時間のコンサートです)
*駐車場の確保ができないので、バスなどでおいでください。
沼津駅からバス停(およそ、20〜30分です)「獅子浜(ししはま)」下車。
もちろん、ボクも「校歌」を歌う予定でいます。
静浦の皆様の門出を一緒にお祝いしましょうね!
待ってま〜す。
開校式 何を着ようか 悩んでます へんちゃか ぺんちゃか
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