熱海、起雲閣音楽サロン ありがとうございました
寒空に 春を運ぶよ 梅一輪 へんちゃか ぺんちゃか
あ~、あ~!
おら、やっちまっただ~!
こったらはずじゃあ、なかっただべさあ。
こっぱずかしくて、隠れたいくらいだわ~!
あ、何を興奮しているかって?
それがさ、熱海のコンサートで、とうとう、やってはいけないミスをしてしまったということなんですよ。トホホ…。
一曲目だよ!
一曲目!
「レールの果ては見えないけど」のイントロは、ピアノから始まるわけさ。そ、それが、どうしたことか、違う音ばかり弾いてしまうわけ!6小節目までは、なんでもないのに、その次が…。間違いだらけ!
普段だったら、苦笑いしながらも、ごまかして歌に突入するんだけど、そのフレーズは、あまりにも大事なメロディ。しかも、この起雲閣に来てくださっている面々は、「ユズリン通」の人ばかり!
「あ、ここは、今日はこういう気分だから、こんな音にしたんだよねえ。うっひょっひょ。」
と、ごまかせる人ではないのでありました。
あんなに音をはずしたのも、久しぶり。
人間って、真面目に困ってしまうと、どうなるかわかりますか?
そうです。
笑ってしまうのです!
恥ずかしさを通り越して、ま、いわゆる快感?(なわけない、ない!)
でね、気を取り直して、再度、やり直せば、またまた、ミス!
ここまでは、いいさあ。
皆様も、ご愛嬌よね…って雰囲気で、許してくれるわけ。
ところが、3回目も、4回目も。
だんだん、会場の雲行きが怪しくなるし、ドラムスの正昭君は「どうか、また間違えますように」なんて祈り出すし。バイオリンの帆足さんも、管楽器の白石さんも「うっそでしょ?」って、笑っちゃうし。挙句の果てには、バンドマスターの進ちゃんでさえ、「それって、まじ?冗談きついぜ、ベイビー」って、親指を立てちゃうし…。じいじは、おろおろ。
曲名が「レールの果ては見えないけど」だけに、「前奏の果てが見えない」…(よっ、うまい!)
う~ん、情けないオープニングになってしまったのでした。でもさ、このおかげで、緊張していた会場の空気は、一気に、どよ~ん!びよ~ん!だら~ん!やわらかさに満ちたのでありました。ま、ひとえに、ボクの計算されたミスのおかげだよね、だよね~!(へえ、計算していたんだ。はいはい、すごい、すごい!)
ここまで、ひどい状況をやってしまえば、後はね。
どんな失敗も怖くないってもんだよねえ(それじゃ、ダメじゃん!)。
あれだけ練習したのに、ぐやじい…と落ち込んでいれば、真面目な顔して、ヘビメタ(ヘビーメタボリック)進ちゃんが、言うわけさ。
「それが、つまりは、実力ってことだぜ、ベイビー!」
ああ、きつい一言。
でも、そうなんだね、きっと。
今の倍以上の練習、しないとね。
あ、そうそう、それで思ったんだけど、フィギュアスケートの選手の精神力って、やっぱり、すごいんだね。だってさ、途中、回転を失敗して、転ぶ場面があるでしょ?しか~し、すぐに立ち上がって、次の演技に移り、また、ジャンプ!
さっきの、そうそう、何秒か前の失敗を引きずっていたら、できないんだよねえ。
自分が失敗しながらも、そんなことを考えていたわけですよ。
精神力かあ…。
課題だな!
決めた!来年の抱負は、「精神力を ほんの少しでもいいから鍛える!」。
うん、これこれ!これにしよう。
今までも、すぐに、めげていたものなあ。
歌では、前向きなんだけど、それだって、弱気になる自分への「戒め」っていうか「励まし」として、書いていたからなあ。こんな自分になりたい!っていう思い。
体の筋肉は、鍛えれば見えるけど、心の筋肉(?)って、なかなか、つかないものですね。
うん、待てよ。わ、わかった~!
つまり、繊細な神経を捨てて、鈍感になればいいんだよね。
うんうん、それそれ!(ち、違うと思う…)
というわけで、熱海の空に花火が上がる頃までには、無事に終わったコンサートなのでありました(って、内容のお話が、ないよう…なんちゃって)。
来年、こんなコンサートができるかは未定ですが、もしも、実現したら、是非、足を運んでくださいね。スケジュールもアップしておきます。一緒に歌いながら、笑いながら、免疫力も高めましょうね。
今年も、本当にあちこちで、お世話になりました。
懲りずに、2012年も、どうか、よろしくお願いします。
そして、ちょっとずつ、暮らしやすい日本になるように、一歩を踏み出しましょうね。黙っていないで、声に出していきましょうね。「沈黙は金」の時も、確かにありますが、「沈黙が毒」になってしまう時もありますからね!
どんな人も、「幸せ」をそれぞれに感じられますように。
それでは、良い年にしましょうね。ユッズヨ~ン!
増税の 前にやること ないのかな へんちゃか ぺんちゃか(…でしょ?)
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