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笹の葉 さらさら サマカレ キラキラ

2011/07/06

ささやかに 暮らしたいだけ これからも へんちゃか ぺんちゃか

なんとも涼し気な、朝露なのであった

真夏じゃのう。
あまりの暑さに、少々まいっておるわい。
節電、もちろん、しておるぞえ。
じゃがのう、体を壊しては、元も子もないゆえ、涼しくなるように工夫しておるわい。
扇風機、うちわ、うち水、ほんでもって、電子涼風製造機じゃ。皆の衆も、我慢も大切じゃが、あまりにも無理はせんことじゃよ。ほんまに、ご自愛してくだされや!


お坊ちゃまにも、幼少の頃があったんだけどね(そりゃ、そうだよねえ)。
4~5歳だったかなあ?七夕の前日、うちの祖父が、箱根の山の方に連れて行ってくれたんだよ。
自転車の後ろ、荷台に乗せてくれてね(がっちりした大きな、黒い自転車さ)。

田畑の向こうには、竹林。
風が通り過ぎれば、ささささささ…と、葉がすれ、子ども心にも、せつなさが…。

そこの竹を一本いただいて(あ、今、考えれば、誰にも許可を得ていなかったような…。ま、いいか、もう時効だよね~)、帰ってきたんだ。もちろん、それは、七夕の飾りのためにね。

折り紙や、きれいな包み紙を切って、輪っかを作って、何枚も何枚もつなげて…。
おもちゃ屋さんや、駄菓子屋さんには、きれいな飾りも売っていたんだけど、うちは小さな八百屋で、あまり裕福ではなかったから、買えなかったんだ。だから、ほとんどが手作りってわけ。

静岡サマカレ恒例になりました!地引網!う~ん、なんだっけかなあ?
肝心なことが思い出せない~。
ほら、七夕には、願い事も書くでしょ?
それ、それ!



いったい、4~5歳のお坊ちゃまは、どんな願い事を書いていたんだっけかなあ?
「ピアノがうまくなりますように…」(もう、習っていたからね)
「テストで、100点取れますように…」(まだ、小学生じゃないしなあ)
「世界が平和になりますように…」(ま、まさか…)

教員時代、受け持った一年生の願いごと。
今でも忘れられないのが、ようちゃんのたんざくなんだよ。
「大きくなったら、モスラになりたい。」

かなったかなあ?
もう、20歳を過ぎているはずだけど、モスラになれているかなあ?
南海の孤島で、静かに暮らしているんだろうか?それとも、ゴジラと…(んなわけない、ない!)

でもね、子どもの頃の、純粋な夢って、いいでしょ。
何でもできる、何にでもなれる、怖いことなんかない、明日は永遠に続くんだっていう、まぶしいくらい明るい空に、広がる夢…。大きな心配事と言ったら、歯医者さんに行くのいやだなあ、とか、夜にスイカを食べたら、おねしょするかも、ってことぐらいだったものなあ。


人数にぴったりの広さ!荒馬になれそうですなんだか、まだ、しょぼんとしているんです。
東北の大震災以来…。
どうも、100%の力が湧いてこないのです。


そんな、もやもやした気分の中、静岡でのサマーカレッジがありました。
会場が、なかなか取れなくて、本当に開催できるのか、ドキドキだったのですが、そこは、静岡の仲間のふんばり!二日間、会場が変更、という悪条件ではあったにもかかわらず、50人を超える先生が集まってくれたんです。

最近のサマーカレッジは、参加者が多いのですが、久しぶりに、少人数での研修会。
なんだか、ゆったりしていて、一人ずつの顔もわかって、話すこともできて、なんとも、おだやかな時間の流れ。

それに、経験者のみならず、若い世代が、多いこと、多いこと!
苦しい状況の中でも、立ち向かって行く、たくましい、頼もしい若者なのです!

「大きな壁があればあるほど、おれっちは燃えるずら。」
「あたしっちも、乗り越えたくなるずらよ。」
「ね、あんたも、そうだら?」
(註:こんな言い方は、本当はしません、はい)

今年のダンスは、「ぐんぐんどこまでも」(略して、ぐんどこ!)。
静岡の若い世代は、まさに、この歌のとおりなんです!

二日目の会場は、なんとな~く、くつろいじゃって…負けるもんか
負けるもんか
自分に負けるもんか

もちろん、人生の先輩達も、若者同様、倒れそうな自分にむち打って、毎日を生き抜いているわけです。わかっているんですね。思っているんですね。見通しているんですね。

誰かをうらんでも、憎んでも、何も生まれてこないって。
心が、さびしくなって、小さな人間になるだけだって。

そんな静岡サマカレに身を置いていると、見えてくるんです。
なぜ、歌っているのか、踊っているのか、くたくたになりながらも、全国を駆け巡っているのか…、よみがえってくるんです。

よ~し、七夕の願い事、決~まった!
「来年も、新しいアルバムが出せますように…」
じゃなくって、
「勇気の一歩を踏み出せますように」
うんうん、これこれ!

あ、違う!
「勇気の一歩は、なんとか自分で踏み出してみますので、負けそうな自分に、なにとぞ、いつまでも、温かいエールを送ってください!」(な、長い!)

うんうん、こっちにしよう。
え?なぜかって?
それはさ、誰かが、こんなふうに歌っていたからね。

いつか かなえてみたい夢は 誰かに頼ったり 星に願いっぱなしにせずに
自分の力で少しずつ この手で 確かにつかんでゆきたい

というわけで、夏はまだまだ、これからなのであった~…。
水分補給を忘れずに、乗り越えましょうね~!ってなわけで、まったねえ、ユッズヨ~ン。

ほんに、そうじゃのう。
どんな生き方をしたいのかは、己が決めるんじゃなあ。
わしの周りでも、今までとは異なった人生を考えておる衆が、ぎょうさん、おってのう。
幸せは、探す物じゃなく、気づくものだと、わかってきたようじゃよ。
ほんだば、まったのう。ジッジヨ~ン。

真夏にありがたいのが木陰!ああ、しあわせ!

お互いに 敬いあえば 笑顔だよ へんちゃか ぺんちゃか