ユズリンキャラクター
新着情報
プロフィール
スケジュール
ライブラリ
ユズリン日記
学校公演・コンサートのお問い合わせ お問い合わせ
SBSラジオ「ユズリンの音楽日記」
ユズリン日記HOMEINDEXBACK

ひとりじゃないさ

2011/04/19

どんな日も それでも地球は 回っている へんちゃか ぺんちゃか

福島には、ひょっこりひょうたん島のモデルになった島があるとか…

たくさんの皆様、16日は本当に、ありがとうございました!
研究所の20周年記念で、全国から集ってくれる皆様とお祝いしたかったのですが、この状況では…。

そんな中、所長のピカリンが言うんです。
「中止という連絡を回しているんだけど、全員には伝わらないと思うんだ。だから、当日、会場でとにかく待ってるよ。」

すると、
「来てくれた人と、世間話やなつかしい思い出なんか話してさ…。」
が、今度は、
「せっかく来てくれたんだから、何人でもいいから、ささやかなお祝いでもしようかね。」
に変わり、
「ま、少しは歌おうかな?」
はたまた、
「ユズリンも来てくれれば、チャリティコンサートができるんだけどな。」
と…。

実は、震災復興を願ってのチャリティコンサートというのは、ものすごく疲れるんです。
2日に、静岡市の蒲原でやったでしょ?翌日、体が動かないんです。ボクだけかと思ったら、音響のモロちゃんも同じだったらしく、一日、ダメだったと。

心は痛むけど、少しでも笑顔になれれば…そうなんです。
目に見えない緊張感に包まれて、精神的にもかなりの圧力がかかっているんですね。
ええ、ええ、こんなボクでもです!


曳舟文化センターに集まってくださったのは、おそらく300人を超えていたと思います。
知っている顔、初めてお見受けする顔、それは様々ですが、コンサートの一曲目「ひとりじゃないさ」を歌い始めたら、どういうわけか、涙が…。

明るい、楽しい、はずむ曲なのに、目を開けていられないような、そんな感動に包まれてしまったのです。たまたま、被害がなく、こうやって生かされていること。だから、こうして、また集まれたこと。もう、それだけでうれしくて、うれしくて…。

みんながいる、みんなが、ここにいる…。
それだけで、安らぎを覚えたのでした。

この日も、今いちばん届けたい曲の「幸せってね」を聴いてもらいました。
人それぞれの幸せって、違いますね。それで、いいわけです。ただ、今書いたような心境、ここに、こうやって、みんなと一緒にいられるだけでいい。それこそが、今のボクの幸せ。これが、これだけが伝わったらいいなあって。

音響モロちゃんも、またまた協力してくれました。思うんです。
駅や街の照明が、多少暗くても、いいって。
だって、幼い頃は、もっともっと暗かった、質素でしたからね。
祖父は、倹約家だったので、必要のない明かりは消していました。そんな祖父に、「おじいちゃんって、けちだよねえ。電気、つければいいじゃ!」なんて、考えなしのことを言ってしまった、そんな若い頃がありました。今じゃ、自分が率先して、消しまくっている…う~ん、似るのかなあ?


商店街から音楽が消えても、大歓迎!
今までが、うるさかったんです!はい!あの音楽、実は、ボクには、じゃまだったのです。
というのは、頭に新しい曲のメロディが浮かぶでしょ、しか~し、街の音楽のせいで、消されてしまっているからなんです。電車の発車合図のメロディでさえ、「ああああああああ!」と叫びたくなる時があるんです。

ただね、けがをしている時や、体の不自由な方、お年寄りには、なんとも不便!
街中って、立体の構造が多いでしょ?駅も、建物も道路も。だから、階段ばかりで、平坦じゃないんですよね、日本は。何でもない時はいいんだけど、足が痛いときや、荷物が多いときなんか、愚痴のひとつも出てしまいます。こういう所、これからは変えていきたいなあ。

新しいアルバム「ぐんぐんどこまでも」をお持ちの方は、もう見ていただけたと思いますが、スイスに行ったとき、本当に静かでした(ま、田舎を巡ったので当然ですね)。人工的な音楽はなく、聞こえるのは教会の鐘の音、放牧されている牛が鳴らすカウベル、あとは、鳥のさえずりや風の音。それだけ…。

部屋も、村も、みんなみんな、ほどよい明るさなんですね。
落ち着くんです、気持ちが。でも、そこの暮らしが、沈んでいるかと言うと、そんなことはまったくありません。自然に溶け込んでいるわけです。自然を征服しよう…なんて考えは、ないんですね。だから、日本も、もう少し未来を見つめればいいのになあって。

たくさんのサマカレ実行委員の皆様と共に、準備してきました。原発…できる限り、早く止めてほしいんです。
いきなりは無理でも、違う発電方法、頭の良い人がいるはずだから、知恵を寄せ合ってほしいのです。誰かだけが利益を得るような、そんな時代には、はっきりと「やだ~!」って叫びたいです。


…と、こんな事まで考えてしまった、16日のチャリティコンサートなのでした。

そして、もう一つ。
この震災をきっかけに、今まで以上に強く思うようになったことがあるんです。
それはね…。

人生って、長生きすることが目標じゃないし、目的でもない。
力は小さくても、たっとえ、瞬間であっても、何かに立ち向かえる、燃えることができる、そんな情熱のある自分でいたいなあって。そんな生き方をしたいなって。

5月4日は、大阪でのチャリティコンサートです。
ぜひ、関西方面のみなさま、お越しくださいね。もちろん、全国の皆様も足を運んでください。
お待ちしています。


さあ、ここでお知らせです!
『ぐんぐんどこまでも』のソングブックが、なんと予定よりも早く、今週中には完成する見込みですよ~!CD『ぐんぐんどこまでも』収録の楽譜(ピアノ伴奏譜も)はもちろん、その曲に対するエッセイ(しっかりと書きましたよ~)やら、「ゆずりんのつぶやき」やら「ワンポイント・アドバイス」などなど、たくさん詰まっています。

さらに、本当にリクエストの多い『夢があれば』の楽譜も緊急掲載しています!
『TEAM EARTH』『きみが笑えば 宇宙も笑う』も掲載です。

さらに、さらに、全国各地の先生方による「ユズリンソング 実践記録」も、なんと、16編!そうです、16人のすてきな先生方の実践も収めましたよ~。この編集作業が、まあ大変で、大変で。今回、諸事情で(大人の都合ね)すべて、ボクが編集しなければならなかったので、頭も目も腕も、疲れまくりました。ない頭をフル回転させました~!そんな努力の結集を是非、是非、手に入れてくださいね。これね、涙出ちゃいます。こんなに情熱のある先生が、いっぱいいてくれることに、もうダメ!涙があふれ出しちゃいます。

さ、気になるお値段です(あ~あ、始まったな、ユズネットが!)。
なんと184ページという厚さなのに、お値段、たったの2,100円(税込み)!
これだけじゃありません。今回も、もちろん、今まで同様、なかなか入手困難な(?)ゆずりんの貴重な写真も、ずら~り入っていますよ~(じゃ、いらないって…、そ、そんな~)。
ご注文、お問い合わせは、こちらへ!(CDも)

それでは、またね。

ピカリンも緊張の中、心込めて歌います。もちろん、ボクもね!


増税じゃ ますます落ち込む 世の中が へんちゃか ぺんちゃか