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ああ、感激の再会!

2010/01/27

広島に 笑顔の花が 咲き乱れ へんちゃか ぺんちゃか

見て、見て!大学生も、超ノリノリ~って感じ~!

柚坊がのう、興奮して帰ってきたわい。
広島で、ずいぶんと嬉しいことがあってのう。わしも夜中じゃと言うに、聞かされたが、ほんに、ええ話じゃ。まだまだ寒さは続くのじゃが、ひと足先に、春風に吹かれたようじゃったぞえ。


突然さあ、広島の大学から連絡があったんだよ。
コンサートしたいって。

例年なら、新しいアルバムのレコーディングで不可能。
でも、こ、今年はさまざまな事情があって、なし…(はっきりわかる事情だよねえ)。じゃあ、余裕があるかと思いきや、昨年のインフルエンザの影響で、延期になった小学校コンサートが、この時期に集中!思わず、スケジュール帳とにらめっこ。

声も体も、心もひ弱なお坊ちゃま(たしかに)。
できるかどうか、めちゃくちゃ不安だったのですが、どうも、実行委員会の学生さんから、
「ユズリンを呼んでほしいじゃけ、先生、頼むでのう!」
と、あったとか、なかったとか(どっちじゃい!)。

将来、保育士や幼稚園の先生を目指す学生さんの大学。
あ、な~るへそ。
疑問は、まず解けたのでありました。
で、でもさ~、だったら、やっぱり、ボクじゃなくてピカリン大魔王か、まっちゃんガッパだよね~!と思っていたら、世にも恐ろしい言葉が、先生から飛び出すではあ~りませんか!

「学生の2割弱が、小学生のときに、ユズリンが学校に来たって言っているんですよ。」

うっひょっひょのひょ~。
そ、そうだったのか!
小学生だった子どもたちが、もう、だ、大学生!(どおりで、歳をとるわけだ…トホホ)

ってなわけで、快く、引き受けさせていただいたのでありました。
でもね、ちょっと不安だったんだよ。だってさあ、小学生の頃なら、明るく、バンバン歌ってくれるけど、二十歳前後の青年ばかり。圧倒的に女子学生が多いしね。こんなお坊ちゃまでも(た、たしかに)大丈夫かなと。

どんどん握手できる、明るいみなさんでしたしか~し、そこは案ずるより産むがやすし!
コンサートが始まった瞬間から、笑顔で迎えてくれたのでした。

「ユズリンの大ヒット曲、スタートラインとか歌ってくださいね。」
と、先生に言われ(本当だよ、先生が言ったんだからね。大ヒット曲だってさ!うっひょっひょ)、歌い始めたんです。二番で、歌詞コールしたら、まあ、あらまあ、なんとまあ、歌ってくれるじゃありませんか!

これに気を良くしたお坊ちゃま。
さあ、大変。もう、大変。誰がなんと言おうと、大変、大変!
スイッチが入っちゃったんです!

「笑顔がかさなれば」でも、学生さんは立ち上がって、どんどん握手してくれるし、「テレパシーを送ります」でも、歓声は上がるし(最後には、青い珊瑚礁を歌いまくるし)、会場は盛り上がるのでありました。

きわめつけは、「少年少女冒険隊」。
表情が、またまた、パッと輝くんです。
「あ、これ、知っとるわ。」
「ほうよ、小学校で踊ったよのう。」
「ほうよ、ほうよ。」
「ばり、なつかしいのう。」

どんどん真剣になってしまうお坊ちゃまなのであったいつもより、よけいに足を上げて踊ってしまった、お調子者のお坊ちゃまなのでありました。
でもね、ここからが、学生さんの素晴らしいところなんです。

って言うのはね、コンサートの後半は、「芽吹く季節」や「きみとぼくの間に」の曲目。
教員時代の思い出話やら、事件やら、子どもたちの様子を話し始めたら、そこかしこから、すすり泣く声が聞こえ始めたんです。ハンカチを出して、目頭を押さえている子もいてね、なんだか、それが、愛しくて…。

ほら、最近の若いもんは…なんて、いつの時代でも言われるでしょ?
でもさ、ここには、やっぱり「人が好き」な「人」が、いっぱい生きているわけなんだよね。さらに、アンコールの「先生」~「夢があれば」と続くと、照明の落ちた客席には、笑顔と涙の混じった、落ち着いた、美しい顔が輝き始めるのでありました。

これで卒業という二年生も、あと一年あるという一年生も、みんなみんな、光っているのです。
「夢があるだけじゃなくて、寄り添ってくれた友達、家の人、先生、たくさんの人がいてくれたから、今日まで歩いて来れたんだよね。そんな周りの人に、ありがとうって握手しましょう。」
と伝えれば、もう、握手どころじゃなくて、抱き合いながら、「ありがとう」「ありがとう」「ありがとう」のハーモニー。

終了後、駅まで送ってくださった先生がね、
「自分も、何度も泣いてしまいました…。」

先生方も学生さんの素敵なところを語ってくれました新幹線に揺られながら、お坊ちゃまはつぶやくのでありました。
「笑顔を贈れば 笑顔が返るよ…この気持ち、もう一回、言い聞かせて、今年も歌の旅に出るのだ!ああ、素晴らしきかな、青春!」
・・・。

うんうん、日本も、まだまだ捨てたもんじゃないよ~!
未来は明るい!
いくつになっても、みんな~、青春しようね~!
じゃあねえ、バッハッハ~イ!ユッズヨ~ン!


ほんに、明日が見える柚坊独演会だったようじゃのう。うんうん、ええど~、ええど~!
おお、そうじゃ、今度の日曜日の音声箱(ラジオ)、聞いてくれぞなもし。この前、お知らせした、沖縄出身の歌手、新垣勉さんへの、「教えて、教えてあれこれ質問」(インタビュー)の様子が放送されるでのう。今年は、面白いことが起きそうじゃ!そんな予感じゃよ~!ほんだば、まったのう。ジッジヨ~ン!

久しぶりに集まった、広島、神戸の音響チーム!

新垣さん 声に抱かれて 泣きました へんちゃか ぺんちゃか