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金沢 「With You」も第七楽章

2009/04/22

ホップ ステップ もうすぐ ジャンプさ へんちゃか ぺんちゃか

やまぶきの花が添えられた、金沢コンサート

毎日と言うほど、歩いておるわい。
お医者様の言うことに忠実な柚坊はのう、懸命に歩いておるぞえ。
誰だって、健康がいいものなあ。いつもの自分がいいものなあ。笑える方が、いいものなあ。
あんたはん、疲れてないかい?仕事は、きついんじゃろうなあ。そんな時だからじゃよ!是非、出かけなされや。街もええが、やっぱり、自然の中にじゃ。川のせせらぎ、木々のそよぐ音、風のささやき、鳥達の歌声…。草に寝転んで、雲を見ているだけで、ええんじゃ。自然に戻るためにもじゃ!もちろん、柚坊の歌の会でも、ええんじゃぞい!


ご存知「笑顔が重なれば」 握手と共に、笑顔いっぱい!やっと、指が動いたよ~!
ずっとね、なんだか、体がおかしくて、思うように指とか、動かなかったんだよねえ。そりゃ、天才ピアニストの金井さんみたいには無理だけどさ、バイエル卒業者の一人としては(バ、バイエル~!せめて、ソナタを~!)、それなりの音を出したかったわけさ。やっと、「ホッ~プ!」って感じかな?今はね、少しずつ、少しずつ、光が身体に入ってくるようで、嬉しいときがあります(毎日ってわけじゃないけどね)。

光っていうのは、お日様だけがくれるんじゃないよね。
人が、仲間が、友達が、子ども達が、そして、待っていてくれる笑顔がくれるんですね。そんな素敵なコンサートが、またまた、金沢でありましたよ。
「大人のためのコンサート With You 第七楽章」と題された、この夜。第四楽章で終わると思いきや、どういうわけか、もう七楽章とは…。そんなふうに要求されて、ただただ、幸せです。ほんと、ありがとう!

金沢芸術村の庭 ゆったりしていて落ち着きますよ~このコンサート、今回は、特別指令が出ていたのでした。

「バラードで構成せよ!」

そう、“例の予算がないあの人”からの指令なのです。
「振り返ってみれば、きみには、元々、バラードが似合うんだよ。過去のアルバムにも、必ず、1~2曲収録されていたよね。そして、今回のアルバムにもね。それで、構成したまえ。」
と、ああせい!こうせい!そうせい!今日からアイドルだ!と、指令を出し続ける“例の予算がないあの人”なのでした。

ま、言われてみれば、本当はさ、「給食モリモリ~」とかさ、「ピッカマン」とかは、仮の姿なんだよねえ(う、うっそ~!どう見ても、そっち系統だよ~ん)。やっと、わかってもらえたんだねえ、うんうん、隠していても、わかっちゃうんだよねえ。やっぱねえ!(はいはい)
というわけで、金沢でのコンサートの曲目は、めいっぱい、バラード路線で固めてみたのでした。当日の曲目の一部を、紹介しましょうね。

その前に人らしく・人愛しくて・卒業アルバム・そうっと目をとじて・きみと歌えば
遠い空より近く・紫陽花・さりげなく・この世界にひとり・あなたを歌う

オカリナの新谷さんとリハーサル中 すっごく上手で驚き!そして、花を添えてくださったのが、新谷さんのオカリナ!
新しいアルバムに収録されている「紫陽花」です。頼んではいたものの、楽譜も渡してないし、ま、とりあえずリハーサルね…と合わせてみたら、す、すごいじゃあ~りませんか!アルバムのような雰囲気で、ばっちり!もう、ただ一言…「まいりました」でした。前にも、吹いてもらったことがあるのですが、あの頃よりも、数段、腕を上げていらして、音色も指使いも、豊かにふくらんでいました。いいなあ、いいなあ、すっごく、いいなあと感じながら、歌わせていただけました。ありがとうございました。


WithYouの仲間が「花びら便り届くまで」の合唱に挑戦してくれましたさらに、金沢「With You」の仲間達は、お客様として聴いているだけじゃ、おさまらないわけですよ(ちょっと~、それって、どういう意味~?)。ってなわけで、「ぼくのとなりに~きみとぼくの間に」で登場してもらって、この日のために書いた「花びら便りが届くまで」(新・三部合唱)を初披露してもらったのでありました。これがまた、うまいのなんのって!よく、忙しい時期に練習してできたもんだわい…と、感嘆するばかりのお坊ちゃまなのでした(爺かと思ったよ~)。あ、ちなみに、新・三部合唱の楽譜は金沢With Youの仲間に尋ねてくらはいねえ(く、くらはいねえって、今度は、じいじ?)。
このメンバーで、「そしてぼくらは地球」、そして、「きみと歌えば~七色の虹の輪になる~」へと歌い継ぎ、一部は終わるのでありました。

二部では、この構成になるいきさつを話しながら、以下の曲の一番だけを歌いました。

音響の森さんも、この日は「チーム・ユズリン」の大事なメンバー悲しみつもるその前に・風に揺られて・やさしい人と・つま先だけは前に向けて

ね、そう言われてみれば、やっぱり、バラードがあったんですねえ。「風に心そめて」や「空と海とあなたと」「逢いたくて」「光よりまぶしいきみ」「あなたに逢えて良かった」「星が降るように」「心うらはら」…、年末の大阪コンサートは、こういう構成で歌いますので、ぜひ、今から予定に入れておいてくださいな。

さあ、金沢のコンサート。
アンコールも終わったというのに、止まない拍手の渦、うず、ウズ…。
再度のアンコールに嬉しくなって、とっておきの曲を歌わせていただきましたよ(本当はさ、再アンコールがなくても、歌うつもりだったけどねえ、やっぱねえ!)。
新しいアルバムになじんでいる「あなた」ならば、もう、お気づきでしょう。そうです、そうなんです!それは、SBSラジオ「ユズリンの音楽日記」でも、4月の歌として、非常に反響の多い、人気の高い曲『夢があれば』なんです(これ、本当の話)。

紙芝居の「のまりん」とも息はばっちり!あ、そう言えば、まだ、新しいアルバム「Invitation to YUZZ Ⅲ TEAM EARTH」の曲目紹介、済んでいなかったっけ。じゃ、懲りずにお付き合いくださいね。まず、『そうっと目をとじて』から。

編曲してくれた、進藤ヘビメタ克己氏いわく、
「中山さん、北海道の冬のクリームシチューが見えるっしょ?」

うんうん、進ちゃん、見えるよ!
見えるさ~!
ほんとだなっす。見えるっぺよ~。
ログハウスでさ、暖炉があってさ、薪がくべられてさ、赤々と燃えてさ、窓から見える外は雪景色。
これっきゃ、ないっしょ!じゃがいも、にんじん、ご~ろごろだよねえ。

進ちゃんは、北海道出身。
やっぱり、関係あるのかなあ?もう、それはそれは、暖かい音なんだよね。ゆえに、こんなお坊ちゃまも、それに感化されるかのような歌い方、声の出し方、コーラスが変化していくわけなんだよね。元々ね、この歌は、鹿児島のふ○し君の転勤を聞いて、書いた曲なんだよ。

「おいどん、今度は、盲学校なんでごわす(今は、視覚障害特別支援学校って言うのかな?)。初めてなので、不安なんでごわす。」

そうなんだよねえ。鹿児島の先生方は、本当に大変さ。だってさ、小学校だけじゃなくて、養護学校関係にも勤務だし、全県の異動だしね。そうそう、島にだって行くんだよ。広い行動範囲なんだよねえ。自分の子どもが小さくても、単身赴任も当たり前だしね。頭が下がります。

で、この言葉を聞いたときにね、ボクらは、目を閉じたら、どんなふうに「人の愛」を感じるのかなあって思って。きっと、視覚じゃない部分からの「表情」が、何倍にも増幅されて体の中に入ってくるんじゃないのかなって。サマーカレッジで、遊んでみたい曲なんです。ね、何かがわかるかもね。そうしましょう、そうしましょう、遊びましょう。

続いては、ボクの好きな花のひとつの名前をいただいた『紫陽花』
中学、高校の頃の思い出と共に咲く花…それが、あじさいなんです。

金井さんが、日本調っていうか、どこかなつかしい調べにしてくれました。とても、気に入っています。ピアノの音色に、リコーダーでもなく、クラリネットでもなく、オカリナの優しさが溶け合って、イメージを浮き立たせてくれました。ただ、珍しく、レコーディングで反省があるんです。もうちょっと、テンポをゆっくりにすれば良かったなあって…。そして、生意気なんだけど、意外にも、自分の録音(家で録音したデモテープ)のものも、けっこう、気に入っているんですね。あ、誤解しないでよ。金井さんのアレンジが、いやだ~…なんて言っている、そんな次元の話じゃないからね。なんていうか、下手は下手なりの味っていうのかな?そういうこと、そう、ただ、それだけのこと…。

最後の歌詞「また明日があるのさ…とつぶやく きみが見えた」で、ちょっと空くでしょ?これこそ、金井さんの魔法。
「ユズさあ、ここで、ちょっと待って。この、歌わない時間、ほんのちょっとなんだけど、音のない世界も大事なんだよ。」
いつも、音楽の深いところをそっと教えてくれる、大師匠なのでありました。

その大師匠の編曲をもうひとつ。
『さりげなく』…驚いたでしょ?でしょ、でしょ?
だってさあ、去年や一昨年のサマーカレッジで遊んでいた、あの曲が、こ、こんなバラードになっちゃうなんて!これを「裏切りソング」と言います(え?そんなのあるの?…うそです)。
『テレパシーを送ります』では、めいっぱいふざけて、それこそ、アイドルソングにしちゃったから、これは、逆転の発想でね、思い切って3拍子のバラードにしてみたわけさ。うっひょっひょ。

手作りケーキに大感激 ありがとう!最終確認をしていたスタジオに、急に現れた音楽センターの社長が、この曲を聞きながら、ソファに深く沈み込んで(あ、重いってわけじゃないからね~)、思わず一言、
「ずいぶん、大人っぽい曲だねえ。」

…あ、あのう、お坊ちゃまなんて言ってますが、けっこうな「お歳」なんですけど…。
とは言えず、うなずきながら、静かに微笑むだけの、そう、そんなお坊ちゃまなのでありました。

しか~し、あの日のサマーカレッジを体験している人は、みな同様に言うのであった。
「ダメだわ~!こ、これを聞くと、どうしても、手、手が前に出ちゃう…。」
なんのこっちゃと思われる方、今年のサマーカレッジにどうぞ、はい、待ってますよ。あなたを未体験ゾーンへと導きましょう。

じゃ、そんなわけで、今週末は新緑の奈良で待ってるからね~。じゃあねえ、ユッズヨ~ン!


小学校の公演も始まるし、奈良での講習会の後は、踊りの電子録画盤の撮影、宇佐美での公演、京都、伊豆長岡講習会と続くようじゃな。しっかりと歩いて、血液さらさら大作戦を続行だぞえ!負けるな、柚坊!エイエイ、オ~ッ!ほんだば、まったのう。ジッジヨ~ン!

ようやく元気になってきましたよ

ツバメがね 風を切る音 聞こえるかい へんちゃか ぺんちゃか