葉桜になりました 「気まぐれレコーディング日記」その8
テレビには 注意が必要 おお 怖い! へんちゃか ぺんちゃか
皆の衆、新緑じゃのう。
ほんに、ええ季節じゃ。毎年、言うとるが、「さわやか」は、秋の季語。あ、もちろん、使ってもいいんじゃよ。じゃが、もっともっと、日本語には、美しい言葉があるじゃろうて、探してみなされや。同じ意味でも、少しずつ違う感覚。ほんに、ええのう。
ユッズヨ~ン!
ああ、桜に囲まれての宴会なんて、全然、味わえない、そんなお坊ちゃま。
ああ、かわいそう、かわいそう…。っていうけれど、暇なくせして、「は~あ、眠い」と、早く寝てしまうんじゃ、夜の花見には不向きだよねえ。だよねえ、ねえ。
でね、ついつい、テレビを観てしまうわけさ。
この頃、怖いなあと思うんだけど、テレビって、同じ映像を本当に、よく使うんだよ。再放送もあるけど、同じ内容を、朝晩と繰り返すしね。かなり、脳みそに、「刷り込まれる」んだよ!
最近で言えば、ロケットだか、ミサイルだかの映像ばっかり。あ、それと、海賊だよね。なんか、映画の世界みたいだけど、すべてが現実!こういう映像を見せられていると、このお坊ちゃまでさえ、
「どうしよう、敵に攻められたら、どうしよう…。」
って、考えてしまうわけなんだよ!
で~も、いくつになっても、心だけは「少年少女冒険隊」の、お坊ちゃま!だまされないんだよ~!
こう、考えるわけなんだよねえ。
「敵って、誰のこと?」
「こういう映像を見ながら、意見を言っている批評家って、いったい、何者なんだろう?」
「何を真ん中に置いて、生きている人なのかなあ?」
「もしかして、憲法九条を変えようと、たくらんでいるわけ~?」
そして、最後には、こう思うわけさ。
「だっからさ~、武器じゃなくて、もっと、違うものが必要なんじゃないの?」
って。
え?
何が必要かって?
ほらほら、あの隠れた名曲(いつも、隠れっぱなしだねえ、ゆずちゃんの曲は)、「ユウジョーンの誓い」にも登場するメンバーのことさ!今一度、紹介するので、ちゃんと、頭の中にたたきこんでくださいよ、ね!あ、そうだ!良いこと、思いついた!覚え切れない、そんなあなたには、『みんな輝け!』のCDをどうぞ!(うわお、ちゃっかり宣伝だね)
なぜか、彼女に会うと、ニコニコしてしまう、ホホエミンミンさん。
「ぼくたちの間に入って、入って」と、すぐに肩を組んで踊りだす、双子のカタクミッキー君。
野山を駆け巡り、森や鳥たち、さらには、木々、草花とも話せるという、アソビンスキーちゃん。
「大丈夫さ、みんなが、ついているからね」と、頼もしく励ましてくれる、オモイヤリッヒさん。
「まあまあ、そんなこと言わずに。温かいお茶でもいかが?」が口癖の、アラソワナインさん。
スポーツをこよなく愛し、常に相手との調和を研究し続け、世界的な論文を発表したという(ほんまかいな)、鼻歌大好きの、ウタスキドン君。
この仲間達の姿勢。
おみごと、一本!なんですねえ。
お金、かかりませ~ん。誰かを傷つけること、あ~りません。たまには、けんかもあるけど、そのうち、知らないうちに仲直りしてしまう、このメンバー。このメンバーのように過ごすことができれば、きっと、「武器」なんて必要なくて…、そうだよね、必要ないってことは、「武器」を作るためのお金がさ、もっと違うことに、使えるってことでもあるんだよね(税金だって、減るよねえ。消費税だって、いらなくなるよねえ)。
誰だって、事故に遭ったり、病気になったりする恐れはあるんだからさ、お医者さんとか、医療の充実でしょ?好きで、年齢を重ねて、病気がちになったんじゃないものね。
明日の地球を守るためにも、開発ばかりじゃなくて、森林とか、海とか、川とかへの環境整備でしょ?空気や水が、きれいになるって、いいよねえ。温暖化だって、食い止められるよ。
え~っと、それから、明日の地球をになう子ども達への教育予算を増やすことでしょ?父さん、母さんが安心して働けるように、保育園とかの充実でしょ?そうすれば、先生の数も増えて、子ども達にも、もっと、ていねいな関わりがもてるものね。先生だって、忙しさから救われて、ガミガミ、イライラから、ニコニコへ変身なのだ~!
そう言うなら、農薬をあまり使わない野菜、お米なんかも大事だから、農家の人への支援もできるよね(もちろん、漁師さんにもね)。何はなくても、まずは、食べ物って、いちばん大事だものね。それに、後継者の育成もね、うんうん、大切だよねえ。
つまり、人が働く喜び、そんな気持ちになれるような、ゆとりのある職場づくりもね。
うわあ、夢がふくらむなあ。
うんうん、こっちの「お金の使い方」の方が、いいよねえ。ね、ね、ねねねのね!
えっ?なに?まだ、質問?
どうして、お坊ちゃまは、そういうふうに考えられるのかって?
よっくぞ、訊いてくれました!それはね、いっつも、このアルバムを聴いているからなんだよ~!(って、やっぱ、それかい!目的は!)
って、それは置いといて、心が豊かになる(あ~あ、自分で言っちゃって)、肝心な曲の紹介に移りましょうね。
SBS「ユズリンの音楽日記」を応援してくださっている、大功建設の家づくりに共感して、出来上がった歌、そう、『ぬくもりの家』です。これね、昨年の9月に、進藤ヘビメタ克己氏の手によるアレンジで、録音していたんです。でもね、今回、アルバムに収録することになり、ぜいたくにも、生の弦楽器を加え、しかも、歌い直し、リミックスとなりました。
あっ、でも、残念。ラジオで聴いている方には、この変化、届かないかも。そりゃ、そうだよね。これだけのCDは発売されていなかったし、ちゃんと、雑音の入らない音で聴ける人って、ごく、わずかなんだものね。うん?ちょっと、待ってよ。もしかして、レコーディング関係者だけ?あ、違う。その変化を知る方法が、ひとつだけ、ありますよ~!
それはね、静岡市清水区にある、大功の家の「体感ハウス」に行けば、昨年録音のものが、確か、流れているはずです!はいはい、そうです!そうです!家を見ながら、体感しながら、ついでに、曲も聴いてきてね~!あなたなら、きっと、この違いがわかりますよ。
なつかしいレコードのシングル盤のA面が『ぬくもりの家』なら、そのB面の曲。それが、『夕焼けのおみやげ』。3拍子のワルツで、家の人の帰りを待っている、そんな気持ちを歌ってみました。
天才ピアニスト、金井信氏の、ちょっとジャジーな、大人っぽい雰囲気の編曲。昨年9月の録音時に、「例の予算がないあの人」が、
「いいなあ。今度のInvitationのアルバムはさあ、こういう路線でいこうよ。」
と、つぶやいたのでした(これは、本当のお話)。
「アイドルは、引退!もう、そろそろ、年齢を考えて、この路線にしよう。うん、決めた!決~めたっと!」
いつでも、勝手に、お坊ちゃまの意見も聞かずに、実は、影で糸引く、そういう人物なのでありました。
この歌を聴いてくださった、とある方が感想をくださいました。
「町で取り組んでいる、Noテレビデーに、ぴったりのテーマソングになります。」
な~るへそ。もし、なったら、教えてくださいねえ。宣伝のためのテレビ出演、しますよ~(って、それじゃ、Noテレビデーにならないじゃん!)。
今年のレコーディング初日に、最も、面食らったのが、『あなたとSwing!』。
金井さんのアレンジなんだけどね、ボクが創ったものは、4拍子なのに、出だしが、な、なんと3拍子に変化しているわけさ。思わず、
「か、金井さん、これ、歌いにくいよ~。」
って、泣きついたら、
「大丈夫、大丈夫。そのうち、慣れるから…。」
へっ?な、慣れる…?そういう次元かい!
でも、本当に慣れたし、逆に、この歌いにくさが“快感”に変わるんだから、なんとも、不思議。いやあ、今までの「当たり前」をくつがえされるのも(より豊かな方向にね)、良いものですねえ。うんうん、やっぱり、あなたは天才だ!よっ、マコリン!
じいじのSBS退職記念で、こっそり創ったんだけど、そりゃまあ、喜んでくださってね。
「今度、33年続いている番組の中で(Invitation to JAZZ)放送しようかな?」
なんて、言ってくれたんですね。実現しなくても、作者冥利につきる一言でした。ありがとうね~、じいじ~!
ジャズ好きで、日本中、いえいえ、世界に名前を知られている(これ、本当の話)じいじゆえに、ジャズのスタンダードナンバーの曲名を散りばめました。あなたが知っている曲名、ありましたか?
今回の3曲は、ラジオ番組「ユズリンの音楽日記」風に構成しましたよ。じいじとボクの、おかしな会話で進めています。笑いながら、楽しんでくださいね。静岡の方々からは、「いつものラジオのようで、驚きました」と感想が届くし、知らない方からは、「こんな感じなんですね、初めて聴きました。」と…。さらには、「雑音が入るのもいいけど、こういうふうに、すっきりした音も、いいものですねえ」なんて、しみじみしたものまで届くし。遊び心満載のコーナーです!
というわけで、今日は、ここまでで~す。
じゃ、まったね~!バッハッハ~イ!
この夏の踊りの講習会は、全国から実行委員の方々が集まってくださり、笑顔で、踊りまくったそうじゃよ。その「笑顔」を見た瞬間に、「ぼ、ぼくの役割は、これでいいんだよね。ああ、嬉しいな、嬉しいな、嬉しいなったら、嬉しいな」と、勇気づけられておった柚坊じゃわい。ほんに、皆の衆、いつも、ありがとうでごわす。さあ、夏の研修会では、「きみが笑えば 宇宙も笑う」と「TEAM EARTH」で、楽しもうのう!ほんだば、まったのう。ジッジヨ~ン!
金沢で 歌うよ 週末 待ってるね へんちゃか ぺんちゃか
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