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SBSラジオ「ユズリンの音楽日記」
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気まぐれ レコーディング日記 その6

2009/03/23

寒かった 疲れた お腹も 減っちゃった へんちゃか ぺんちゃか


日曜日、駿河の国で、「静岡放送 話し手祭り」があったそうじゃよ。
柚坊も、出演してのう。電波送信声響箱(説明しよう、ラジオのことなのだ)で、「柚坊の音楽徒然草」(説明しよう、「ユズリンの音楽日記」のことなのだ)をやっておるじゃろ?その、話し手(説明しよう、つまり、パーソナリティなのだ)が歌の駅伝をやったというわけじゃ。
「なんで、じいじがいないんだよ~!」と、柚坊は半べそじゃったが、よくよく考えたら、柚坊も「話し手の一人」だったんじゃのう。それが、わかった瞬間、「あ、そうだったっけ?うっひょっひょ」とな…。まったく、意識の低い柚坊で、まいっておるわい。


「ユズリンの音楽日記」の収録で、新宿まで来てくれたのださ、寒かった~!
5月のポカポカ天気が続いたから、よけいに、雨が、寒く感じたんだよねえ。小雨じゃなくて、しっかり降る雨!あ、やんだ…と思ったら、ザザザザザ~!うわおっ!だもんなあ。
それなのに、芝生広場に来てくださった、ラジオファンのみなさまは、帰ることなく、傘を差し続けて、ステージを楽しんでくれたんですよ。もう、これこそ、本物のラジオファン!誰のファン…なんて次元じゃなくて、

「ラジオが好きなんだよねえ。」
「俺さ、仕事しながら、毎日、ラジオ、聴いてんだぜ。」
「そうよねえ、だって、ラジオって、話している人の顔が見えないでしょ?そこが、いいのよねえ。」
「そうだら?やっぱりさ、顔が見えないのが、いいんだよね。」
「そうずら、そうずら。」

という方ばかり!(ほんまかいな)
あ、でもね、音合わせをしていたら、ステージに近づいてきて
「日曜日夕方の6時半の人ですよね?」
って、話しかけてくれた方もいらっしゃったんですよ。ええ、ええ、リハーサル中に…。

雨が降って、寒いのに帰らず、ベンチが、雨で濡れているのに、それでも座り続け、真剣に音のチェックをしているのに、語りかける…うんうん、これこれ!だからこそ、変なお坊ちゃまの相手も、できるんだなあと、やっぱ、ラジオファンは違うなあと、妙に納得してしまった日曜日なのでした。

さ~て、新しいアルバムの曲の紹介を続けましょうね。お待たせしました!

本日は「この青い地球で」から。
1995年発表の(うわっ、なんだか、こういう表現って、かっこいいよねえ。だよねえ)3枚目のアルバム、『スタートライン』に初収録され、絶版に伴い、2001年8枚目の『DREAM,TOGETHER』で、再アレンジで登場した曲です。

「きみとぼくの間に~桜をさかせよう」と歌う、メジロくん『スタートライン』では、ピアノと弦楽四重奏で、クラッシックな雰囲気をかもし出しています。なんとも、真面目な歌い方で、コーラスもなく、メロディのみ。うんうん、初々しいねえ。
『DREAM,TOGETHER』だと、ビブラフォンやマリンバにのって、それでも、やや、テンポもゆっくり目。おっ、ハーモニーがついていますよ。声こそ、風邪ぎみですが、表情も明るさが増したような、さすが、8枚目って感じですねえ(今、聴いてるの?)。

それで、この14枚目だと…。
う、うっそ~!状態です。これは、大変です。

この始まり方は! このリズムは!! このハーモニーは!!!

というわけで、次の曲に…(おいおい、それは、ないぜ、ベイビー!)。



あ、そ、そうでした。
だからね、全然、違うわけさ!
天才ピアニスト、金井信氏の編曲で、まさに、ジャズワルツになっちゃいました。
っていうか、「そうしてちょうだい、マコリン」とお願いしたんだよねえ。いいよ~、いかしてるよ~。あ、ソプラノサックスも、聞こえてきましたよ。メロディラインも、そんなジャズ風になったため、じゃっかん変化があります。レコーディング中に、「あ、良いこと思いついた!」と、またまた、始めてしまったお坊ちゃまなのでありました(思いつきかい!)。

ディレクターのお髭お代官様も、
「中山君、そこのメロディ、変えたんだよね?だよね、だよね?間違えたとか、音が取れないんじゃないよね?だよね、だよね?」
と、確認するほどの変化!
微妙だけど、大事な変化ってわけなんです。
前のアルバムで、耳になじんでいる方には、「おっ!」「な、なんだ!」「やるじゃん」と、ついつい、耳がふくらんでしまう箇所が、いくつもあること、間違いなしですぞ。ドラムス&パーカッションも、当然ながら、さえていますぜ、だんな。

もうすぐ本番だっちゅうに、な~に、やってんだかと呆れ顔のじいじこの作品自体もね、
「やっと、ボクを歌えるようになったんだね。この日がくること、首を長くして、待っていたよ」
と、喜んでくれている、そんな笑顔なんだなあ。
あるんだよねえ、そういうことって。

多くの人は、気づいていないと思うんだけど、「小麦色のページ」という曲があってね(『天まで駆けるよ』収録)、これ、『ユズリン 教室のうた ベストソング2』で、こっそり、歌い直しているんだけど(えっ?知ってました?す、すごい!)、これも、同じことを語ってくれているんだ。引っ張り出して、聞き比べてみてくださいな(あ、もう、『天まで駆けるよ』は絶版でした、チャンチャン!)。

もう一曲、いきましょうね。
続いては、「きみが笑えば 宇宙も笑う」という、まあ、壮大なタイトルだこと!
しか~し、実態は、ごくごく簡単な追っかけ歌で、そうだなあ、5分もかからずに、覚えてしまいます。ってことは、保育士さんだったら、ま、おそらく、1分で「自分のもの」にしてしまうでしょう、はい。

歌詞は、作り変え放題で、いきましょうね。
きみがね 笑えば・・・の“笑えば”をどんどん、変えればさ、この歌は無限大の可能性を持つんだよ!そうです、まさに、現場での、あなたの腕も試すことができるという、楽しい曲でもあるのです。
大丈夫さ~、わからなかったら、子ども達に、
「ねえねえ、何がいい?」
って、訊いちゃえばいいんだよ。
お坊ちゃまなんか、教員時代、しょっちゅう、そうしていたし、子ども達が踊っているふりが、ボクよりもかっこいいと、「はい、それ、採用!」というふうに、作り変えていったものなあ。自分ひとりで悩まないで、みんなで、楽しみながら、やればいいのさ!それが、保育、教育、人間の毎日なんだよね。

これまた、ダンス曲にする予定ですので、ちゃんと、みなさま、事前に覚えてきてくださいな。はい、宿題です!班長さんは、調べて、先生に報告してくださいね…、うそうそ!

あ、調子がいいから、もう一曲いい?
さっきの曲も、進藤ヘビメタ克己氏編曲で、次の「夢があれば」も、そうです。

ただ、一言、な、泣ける。
なぜかは知らねど、涙が出てしまうのです。
「どおぅえ~い。お~いおいおいおい!」
っていう泣き方じゃなくて(えっ、ど、どんな泣き方?)、ひと粒の輝く“ティア・ドロップ”が、優しく、ほほをつたうのです(ふ~ん、そうなんだあ)。できればね、可能ならば、ヘッドフォンとか、イヤホンだとかで、ひとり静かに、少し暗い場所で聴いてごらんなさいな。いくら、鈍感なあなたでも(あ、失礼!)、何かが浮かんできては消え、また、浮かんでは消え…。そう、この繰り返しなのでありました。

ギターのアルペジオに、ハープが重なり、そして、鈴の音や、ヴァイオリンが響き渡る…。
ああ、これで、ユズリンの歌さえ、なけりゃ…、ねえ、ほんま、そうやわあ…って、これ~!なんちゅうこと言うねん!危ない、危ない。つい、つられてしもうた(いつの間にか、関西人?)

ここでは、3人のユズリンが、同等に肩を並べて歌っている、という挑戦も、お聞きのがしなくね。
今後の新譜(来年のアルバムかな?え?まだ、出すの?)を暗示するかのような、作品作りを示唆しているのでありました。

ってなわけで、本日は、ここまでだよ。
また、次回をお楽しみにね。バッハッハ~イ!ユッズヨ~ン!


なんとか、新しい踊りの振り付けも、ひとつは完成したようじゃよ。
あと、ひとつじゃな。楽しみながら、そう、みなさまが楽しんでくれるような、そんな踊りを頼むぞえ!ほんだば、まったのう。ジッジヨ~ン!

青空にまっすぐ伸びるよ 梅の花


花粉症 わかる人しか わからない へんちゃか ぺんちゃか