桜だ!カヌーだ!ラジオ出演だ~!
川面から 見上げる空は 広いかな へんちゃか ぺんちゃか
奄美は、まあ、暖かかったそうじゃよ。
桜も満開、ハイビスカスも満開、柚坊の頭の中も満開、人の心も満開じゃ。
日陰の風は冷たかったのに、「アハハハ、あたし、ティーシャツで~す!」と、奄美の衆は、元気いっぱいだったようじゃ。ほんに、恐るべしじゃな。
空港での出迎えも健在!というより、にぎやかしさが倍増、倍増、増量宣伝中だったような…。
遊んだよ~!
いつもは、コンサート中心だからさ(あたりまえ!)、風邪をひかないようにとか、疲れないようにって、休んでいるんだけど、せっかくだからというわけで、カヌーにも挑戦!で、その前に、空港のお出迎えを知りたい?知りたい?知りたいよね~!
空港出口(これは、言い換えれば、奄美の入り口)をくぐった瞬間、思ったさ~、
「か、帰りたい…!」
過去二年間のお出迎えよりも、まあ、歓声の大きなことったら、ありゃしない!一緒に乗ってきた、見ず知らずの皆様が、
「あれ、誰やねん?」
「おお、知ってるずらよ。アイドルずらよ!」
「はげ~?アイドル~?」
「んだんだ、自分で、そう言い切っている、かわいそうな人だっぺ。」
「おんやまあ、ふびんなこった~…。」
と、口々にささやくのでありました(うそだからね、信じないでよ~)。
いきなり連れて行かれたのが、「あやまる岬」。
何を「ごめんなさい」しているのかなあと思っていたら、意味が全然、違いました。そりゃ、そうだ!で、風の強い中、お食事。この、おいも、“安納いも”って言って、おいしいんだよねえ。元々、種子島独特のものなんだけど、この頃、人気があって、各地で「海賊版」が生産され始めているわけ。もしかしたら、食べているのかも!でも、本物は種子島だけなんだってさ!(へえ、よく知っているねえ、さっすがあ…ま、まあね~)
お約束の桜、満開でした。
目白も飛んでいて、みつを吸っていましたよ。そういえばさ、小学生の頃、学校の中庭にある木の花のみつを、みんなで吸っていたことがあったなあ。白い花でね、甘かったよ~。
そんでね、今回、とっておきの体験をしたんだよねえ。
それは、「カヌー」!
乗ったこと、ありますか?
これがさ、面白かったわけさ。干潮時では、川が浅いから乗れないでしょ?で、午後二時過ぎに向かったんだよ。初めこそ、ドキドキしたものの、数分で慣れてきて、水面をなでるように走るわけ。これが、なんとも言えない気持ちよさ!
あなたにも、スイスイ、あげたい…(チェルシー風に)…。
ちゃんと、ライフジャケットを身にまとい、いざ、発進!
あ、その前に、靴を脱ぎ、靴下も脱ぎ、下着も…ないない!ほんで、サンダルに履き替えて(全部、貸してくれます)、こぎ方を教わって、いざ、発進!あ、その前に、トイレ、トイレ(ここ、真面目です。大事です)。さあ、いざ、発進!
ただね、先生の一言だけが、怖かったんだよねえ。
「カヌーは、前後の動きには強いです!が、横の揺れには弱いんですよ。すぐに、転覆します。」
笑顔で、おだやかに語る先生なのでした。さらに、お話は続いたのでありました。
「あ、そうそう。前に、学生を連れてきた教授が、写真を撮ろうとして、マングローブの岸に船の先端がささってしまいそうになったんです。学生が助けようとして、櫓を差し出し、教授がつかまったら、船は惰性で走る、櫓を握っている先生は止まろうとする。はい、わかりますね。そうです。横に揺れてしまい、そのまま、ドブ~ンです。うっひょっひょ。」
途中、上陸して、マングローブの林も見学。
そもそも、マングローブという名前の木々は、ないんだそうですよ。ある種の仲間が集まって、できあがった樹林地帯を「マングローブ」と呼ぶんだそうです。へえ、へえ、へえ…。
種の形が面白くて、地面に落ちたときに、ささるように、先がとがったハートのような形。知恵だよねえ。あったま、良いよねえ。進化だよねえ。ね、ね、ねねねのね~。素足で歩く、地面の心地よさ!しっとりと、そして、柔らかく体重を支えてくれます。うん、大丈夫だよ。あ・な・たでも!(ちょっと~、どういうこと~!)
再び、カヌーに乗り込み、さあ、このカヌーツアーの醍醐味、川幅狭い場所へと、進んでいくのでありました。両側には、マングローブの林が、手に届きそうなところに生い茂り、覆いかぶさります。あたかも、ジャングル風景、ターザン気分。ア~アア~!(って叫んでいるのは、Pon-zの進藤克己氏なのでありました。あ、意味、わかんないよね?だよね。新しいアルバムで判明するから、待っててね~。)
短い時間の冒険でしたが、実に、有意義な体験でした。先生、ありがとうございました。
そうだ、そうだ!先生の観光案内所に帰ってみたら(名瀬市内)、なんと、「研究部長コンサート」のポスターが、ちゃんと貼ってあるじゃあ~りませんか!つい、嬉しくて、パチリ!さらに、そこで売っていた、奄美の生き物(黒ウサギ、しまふくろう、ハブなど)の缶バッジ。なんと、8個も、買ってしまいましたよ~。なんでかって言うと、SBSラジオを聴いてくださっている方へのプレゼントです。え?あたしも欲しい?じゃあさあ、新しいアルバム、5枚以上、予約してくれる~?だったら、いいけどなあ。え?じゃあ、いらないって!ご、ごめんなさい。あなたにも、チャンスをあげた~い(はい、チェルシー風に)。
じゃあ、応募してくださいな。でもさ、抽選だからね。え~っと、あて先は、
〒422-8680 SBSラジオ「ユズリンの音楽日記」
ですよ。ちゃんと、番組の感想とか、リクエストを書いてくださいね。2月28日の消印有効です(ここは、本当です。はい)。
さあ、宿に入って、ひと休み。
と思いきや、なんの、なんの。ここで、さらに働く、健気なお坊ちゃまなのでありました!そ、それは、地元のFMラジオに、ゲスト出演なのでありました!はい、拍手、拍手!
奄美FM「ディ!ウェイヴ」という番組で、ほんの20分間なんだけどね。翌日のコンサート宣伝のためなんです。昨年は、主催者の方が出演したんだけど、今回は
「ユズリン、出演の予約しておいたからね。」
って、聞いてないじゃん!でも、でも、で~も、ラジオ番組3年以上の経験を持つ、このお坊ちゃま。二つ返事で、OKしたのでありました。
「よござんす。その代わり、その番組、乗っ取るざんす!」
と、意気込んでスタジオに入るのでありました。
そして、その言葉にうそはなく、まあ、しゃべる、話す、語る、ほざく、叫ぶ…。
しまいには、
「では、お聞きください。みんな輝け!どうぞ。」
と、じいじのように、仕切ってしまっていた、そんなお坊ちゃまなのでありました。と、ところが、曲が流れ出しても、神主さんが本業のパーソナリティさんは、話を止める気配なし…。あ、そういうわけ。ここは、そういう流れだったんだ…と、遅まきながら気づいたお坊ちゃま。またまた、とめどなく、話し始めたのでありました。
と、若手のアシスタントさんが、窓の下を指差すんです(スタジオは、道路に面した二階)。
「うん?なに?」
と、窓から、すっかり日暮れた町を見れば、自動車のラジオをがんがんに鳴り響かせ、しかも、横断幕を振りながら、おそらく、たぶん、きっと、
「キャー、キャー!」
と騒いでいる、じゃなくって、応援してくれている奄美の、数人の大観衆(?)が、いらっしゃるではありませんか!ど、どうして、こんな行動が取れるのか…、さすがのお坊ちゃまも、頭の中が大混乱なのでありました。でもね、本当は、嬉しかったよ~。ありがとう!
ってなわけで、奄美コンサートVol.3も無事に閉幕したのでありました(って、おいおい!コンサートの中身、なんにも、話してないじゃん!こら~っ!)。あっ、そ、そうでした。じゃ、また、その話は、いつかね~!今日は、やることがあるから、まったね~!バッハッハ~イ!ユッズヨ~ン!
柚坊、新しい電子録音盤の表紙制作やら、電子映像版の制作やらと、かなり、忙しそうじゃよ。
ほんまはのう、わしは、新しい曲目のことが、気になるんじゃが、ま、もうちっと、待とうかいのう。皆の衆も、気長にのう。ほんだば、まったのう。ジッジヨ~ン!
花粉のない 杉の植林 始まった へんちゃか ぺんちゃか
|