暮れの呉で、歌い収めなのだ

揚げた旗　みんなの風で　たなびくよ　へんちゃか　ぺんちゃか

ついに、2007年のコンサートが、すべて終わったようじゃ。
今年最後を締めくくったのは、広島県呉市。もう、何回も呼んでくださっている仲間達じゃ。特に今回は、温かさを妙に感じたそうじゃよ。
「準備をしている会場に入った瞬間に、実行委員の方々の熱気が、どっぴょ〜んと伝わったんだよ。一句読むとね、“花束の　ふうちゃんパパと　いだき合い”なんだよねえ」と、柚坊が話しておった（ど、どんな熱気？）。ほんでのう、こげな電子郵便も届いておったわい。

先日は楽しいコンサート有難う。
ゆずりんの歌とても素敵でした。
一歳半の我が子もゆずりんの歌を聴いておどってます。
また呉市に来て〜ね〜。

反省会の席では大姉御の“お静”が、声を大にして皆の衆に話しておったわい（“お静”って、だ、誰？）。「来年も、ユズリンを呼びま〜す。は〜い、賛成の人は手を上げて〜！」その手の数はまばらであったにも関わらず、「全会一致で〜す！じゃあ、かんぱ〜い！」とな。
ど、どうなる、呉！この続きは、コマーシャルの後すぐ！（ないない）


は、早い！
もう、今年も終わりとは。あ〜あ、もっと歌いたかったなあ（う、うそです。良い加減でした）。今年最後のコンサート、呉の様子を伝えようと思ったら、な、ない！しゃ、写真を撮り忘れた！…ってなわけで、今回は熱海の起雲閣で行われた、ユズリン・マコリン　クリスマスコンサートの模様をお知らせしましょうね（こら〜っ！それじゃ、呉のみなさまが怒るぞ〜！）。

静岡県の熱海駅から、車で５分くらいでしょうかねえ。街中にある、静かなたたずまいの純和風の建物。木の門を入ると、日本旅館を思わせるかのような、そんな落ち着いた雰囲気の庭園が広がります。思わず、うなってしまいました…う〜ん、八百屋育ちのお坊ちゃまにぴったり…。

ここの「音楽サロン」でのコンサート。
その朝早く、たまたまある方のホームページをのぞいて、びっくり！

……とりあえず、土足じゃないってことだけは、思っていてくださいね……

う、うっそ〜！聞いてないよ〜！ってことは、上履き、上履き！あ、マコリンも知らないから、連絡、連絡！セーフ、セーフ。間に合ったぞ〜！イェ〜イ、いつもの行いが良いから、神様が教えてくれたんだよねえ、やっぱねえ！（って、神様を信じていないんじゃなかったっけ…？）。

ま、そんな細かいことは置いといて…、リハーサルもばっちりと進んだのでありました。ただね、ここはもともと音楽サロンという名前のとおり、自然な音を楽しむホールゆえ、ピアノの音など電気を通してしまうと、どうも部屋自体がワンワンうなるんですね（あ、犬じゃないですよ。え？わかってる、はいはい）。じゃあ、ピアノのマイクははずしましょう。バランスは…、ばっちり！ばっちり！馬場チョップ！（なんのこっちゃ）
さすがに、歌だけはマイクの使用許可が下りてホッとしたのでありました。だ、だってさ、マイクがなかったら、小さな部屋だとて、最初の一曲で声がつぶれてしまうのですよ。わかるでしょ？そうです、お坊ちゃまは、か弱いのです。ね、ね、ねねねのね。

しか〜し、マイクさえあればこっちのもの。合計２４曲も歌ってしまったのでありました！（はい、みなさんここで拍手！ほれほれ、そこのあ〜た、心を込めて今年最後の拍手〜！ありがとう、ありがとう）　よ〜く知っている曲あり、久しぶりに歌う曲あり、そして、初めてピアノ２台での演奏の曲もあり。会場は、汗も出るほどの興奮状態になってゆくのでした。

なに？初めての曲を知りたい？はいはい、それはですね（おっ、素直じゃん）、今年、ずっとカラオケで、軽やかに踊りながら、かわいく歌ってきた「ありがとう　大好きさ」だったのです！（あ、そういう説明をしたかったわけね。どおりで、素直すぎると思ったよ）この曲は簡単そうに聞こえて、ものすごく難解な音の構成になっているんですね。難しくて、難しくて…。え？それを弾きながら歌ったんだから、お坊ちゃまもたいしたものだって？ありがとう、ありがとう。もう、こんなのは、お茶の子さいさいですよ〜！難しいところは、鍵盤から手を離せば、マコリンが弾いているから、問題ないので〜す！（や、やっぱねえ…）

きわめつけは、アンコールでの新曲。
大阪での１５周年記念コンサートや、小学校の時の同級生からの突然のメールやら、部屋のかたづけやら（？）で、今までの短い１７年間の人生を（はあ？じゅ、じゅうななね〜んとな！）振り返ることができたんです。浮かんできた言葉は、漢字二文字。何だと思いますか？今日ばかりは、真面目にお答えしましょうね。
それは、「感謝」という文字なんです。

「た、大変や！」
「どないしたん？」
「お、お坊ちゃまが変になってしもたわ。」
「そんなん、前からやんか。そんな事言うあんたが変やで。」
「ちゃうねん。これ見てみい。感謝やて！」
「うっそ〜、こりゃ変や！」
「そやろ。お医者さん、呼ばんと。」
「あかん、あの変さがのうなったら、お坊ちゃまや、あらへん！」
「そ、そやな。ほな、ほっとこか。」

なんて、会話を交わしているあんた！
うち、真面目に言うてるねん。あ、いけない！急に、関西弁になってしもうたわ。じゃない、なっちゃった！

嬉しい事も、いやなことも、泣いたことも、そのすべてがあったから、今があるんだなあと、ようやく気づいたのでありました（お、遅い！）。新曲のタイトルは『卒業アルバム』。当然のことながら、来年発売の「１５周年だよ！かわいいお坊ちゃまの　アイドル・キラキラアルバム」にも収録することにしましたからね（って、そんな題名のアルバムだっけ？）。お髭のディレクター、お代官様にも、
「おおっ、やっと突然変更の曲だね。待ってたよ。うっひょっひょ。」
と大喜びされたのは、言うまでもありませんね（た、たぶん困っていたと思います、はい）。

そういうことで、今年もお世話になりました。
また、来年も、ご迷惑をおかけしますが（って断言するかい！）、なにとぞ、見捨てずによろしくお願いします。じゃあね〜。バッハハ〜イ！ユッズヨ〜ン！


こ、これが一年間のまとめとはのう…、トホホ…。
お礼の言葉もあんなに短くて…。わしゃ、もう付き合いきれんわい。しっかしじゃ、世の中に、こんなのも一人くらいは存在していいんじゃろうなあ。そう考えんと、やっておれんわい。
ほな、皆の衆も、どうぞ、良い年を迎えてくだされや。ほんだば、ジッジヨ〜ン！

明日はね　昨日と今日が　あるからさ　へんちゃか　ぺんちゃか