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いよいよ来週、発送ですよ!
秋風が 北風になる頃 芽吹きます へんちゃか ぺんちゃか
おまっとさん!
やっとこ、柚坊の新しい“うたぼん:いんびてーしょん とぅ ゆず ひ〜ふ〜”が完成の兆しじゃよ(『Invitation to YUZZ T&U』のことです、はい)。ほんに、遅れたのう。まいった、まいった、まいまいかぶりじゃ。早い人は、葉月に予約してくれておったっちゅうのにのう。まっこと、すまんこった。お許しあれ。
しかしじゃ、なかなかのできばえじゃよ。金井信氏の鍵盤打楽器の編曲はみごとじゃ!それとのう、うちの柚坊も、一曲ごとに新たな思いを書きよった。簡潔明瞭の文章あり、長〜い文章ありで飽きさせないのう。そして、何と言っても、円熟した話し手の今村政司氏との、ボケ・突っ込み漫才のような付録CDじゃ!こりゃ、笑えるぞえ。楽しみに、待っとってくんさいよ。もうすぐじゃ!
寒い!
断りもなしにさあ、いきなり、冬君がやってくるんだもんね〜!
そのせいでさあ、熱が出ちゃったんだよ。コンサートが続いているっていうのにね。すぐに葛根湯を買って、マスクマンに変身して、早寝、お昼寝、うたた寝、居眠り!そのおかげで、なんとか乗り越えられました!これもひとえに、皆様の温かな思いやりと、お坊ちゃまの意志の固い、強い、強い責任感のたまものなのでありました!はい、拍手!ありがとう、ありがとう。本当に、皆様、ありがとう!
そうそう、今年の風邪(インフルエンザって言うの?)、なんかすごく手ごわいらしいので、本当に注意しましょうね。やっぱり、予防注射を打ってもらった方がいいのかなあ?歌う職人としては、それも仕事のうちですよね。前はこんな事考えなかったのに、ほんの少しは責任感をもてるようになったんでしょうかね?(あれ?さっきは、固い意志と、強い、強い…って言ってたくせに!)
その証拠に、例えば電車の中で咳込んでいる人がいると、以前は「風邪でも会社を休めないんだ。かわいそうだなあ。」と、優しい気持ちでいたのに、この頃じゃあ、「みんなにうつってしまうでしょ!家でちゃんと寝てなきゃ!」と思ってしまうんです。つ、冷たい?で、でもね、だいたいそういう人って、マスクマンに変身していないし、口を手で押さえないんですよ!つまり、風邪の菌をばらまいているわけなんですよね。それで、口を押さえない手は何をしているかって言うと、ま、だいたいの方は、携帯でメールしまくりです。なんだか変でしょ?あ、いけない、また愚痴になってしまった。でもさ、一人で生きているんじゃないから、考えてくれたら嬉しいんだけどなあ…。
そんな木枯らしの吹く中、久しぶりに滋賀県の小学校におじゃましてきましたよ。
サマーカレッジにも参加してくださっているある保育士さんが、学校に歌を紹介しながら、広めてくださったんです。そのおかげで呼んでいただけたというわけです。こう書いてしまうと、「ふ〜ん」で終わってしまいそうでしょ?ほらほら、そこのあなた!あなたですよ!そう思っているでしょ?しかしですぞ、ここからを読んでちょうだいな(って、それを早く言えって?)な、なんと、コンサートが実現するまでの時間たるや、5年の月日がかかったのであります!日数にすれば、1,826日!時間にしたら、43,824時間、秒数にしたら…はい、もう、やめます。
一人の先生が歌い始めてくれた歌。
それが隣のクラスに伝わり、学年へと広がり、学校全体をも包んでくれた。まさに、ハチドリの一滴なんですね。当日は、先生方も「少年少女冒険隊」のダンスチームを結成し、子ども達の前で踊ってくださいました。校長先生いわく、「ビデオを借りて、ずっと練習しましたよ。」給食も用意してくださり、帰りは30分以上もかかるJRの駅まで、その校長先生が送ってくださいました。
それもこれも、5年前に歌を紹介してくださった保育士さんの気持ち、思いなんですね。こんな僕の歌にも何かを感じてくれて、子ども達にも、先生方にも伝えたいと、細くても、見えなくても、切れることのない道を作りながら歩き続けた、保育士さんの夢だったんですね。そしてそれは、母親としての願いでもあったんです。生命を抱きしめる、素敵なお母さん先生です。あらためて、ありがとうの気持ちでいっぱいです。
そんな素敵なつながりのコンサートが、京都の亀岡でも続いているんですよ。
1998年から始まった「おやとこのコンサート」。途中から、サークル「99YEARS」も加わって、みんなで作っていくコンサートに成長してきました。特に、今回(11月17日)開かれたコンサートは、その集大成になったような気がしています。ほら、静岡で初めて、「きみとぼくの間に」のア・カペラに挑戦してくれたでしょ?(詳細は、10月18日付け日記を)それを35人もの大合唱団で実現してくれたんです!
まいりました。
亀岡も静岡同様、楽譜を持つ人がいないんです!みんな暗譜して、堂々と前を向いて、歌ってくれるんです。会場の空気が一瞬に変わった、そんなハーモニーでした。35人という大人数を指導し続けてくださったのは、亀岡うたごえ大王のビール大好きN氏!各パートごとに自らが歌い録音し(8パートだから、こりゃ大変な作業ですぞ)、メンバー全員に配るという綿密さ。そして、メンバーは通勤の自動車の中で何回も繰り返し聞き、覚えていくのでありました。そう、そのメロディは、あたかもお経のようなのでありました(あ、そのお経の楽譜は、来週発売のソングブックに全パート掲載ですよ!…って、宣伝かい!)。
静岡は8人とお坊ちゃま(そうそう、サイボーグ009ね)。
亀岡は35人とお坊ちゃま(もう少し人数がいたら、アリババと盗賊〜?危ない、危ない)。
どちらも趣があり、それぞれの味があるア・カペラになりました。本当に面白い試みでもありましたよ。
でね、お坊ちゃま、心配ごとがあるんです。悩んでいるんです。
って言うのは、12月8日の「お坊ちゃま15周年記念アイドルコンサート」の第一弾のことなんです。え?嬉しいじゃないかって…。はいはい、確かに嬉しいのですが、その会場がね、お、お、お、大阪なんです〜!し、し、し、しかも、大阪の仲間達がやる気満々なんです〜。
「そうだ!良いこと思いついた!」
「なんやねん?」
「きみとぼくの間にをア・カペラでやらへん?」
「ええなあ、静岡や亀岡には負けへんで〜!」
「せや!みんなで盛り上げて、大阪にしかでけへん、ええもん作ろうやないけ?」
「せや、せや!やったるで〜!」
リコーダーを吹けないから、チクワでごまかした大阪の仲間達。研修会だというのに、吉本ばりの「つながり本舗」なる劇団を結成し、その練習にのみ重きを置く、大阪の仲間達。ダンスごとに、色とりどりの衣装に着替えまくる、大阪の仲間達。大きな壁にぶち当たっても(その前に、壁に気づいないような)、「すみませ〜ん、きゅうり割り、もう一杯〜!」と呑んでばかりの大阪の仲間達…。ああ、ああ、これで、なんとかなるんでしょうか!
「あんなあ、うち、ちゃんと作戦考えて実行してきたで。」
「さっすがやなあ。で、どないな作戦?」
「亀岡のコンサートの時にな、大阪にも歌いに来てくださいって頼んで来たわ。」
「いや、あんたすっごいわ〜。助かるわ〜。」
「でな、チケットも買って参加してくださいって、売ってきたで〜。」
というわけで、どうか皆様、大阪にもおいでくださいね。きっと、このお坊ちゃまも知らない、突拍子もない企画が、密かに練られているに違いありません。そんな、あたふたするお坊ちゃまの困った顔を楽しむつもりで、来てくださいね。待ってま〜す。じゃあね〜。バッハッハ〜イ、ユッズヨ〜ン!
まだまだ、大きなコンサートが続くようじゃな。
12月1日には、あわら市民会館じゃ。歯医者さんが、「輝け!ぼくらのハブラシマン」を白衣で踊ってくれるそうじゃよ。15日には、埼玉県久喜市での鍵盤打楽器二台での音楽会。金井信氏と、じいじこと今村政司氏も加わって、「いんびてーしょん とぅ ゆず」の世界を繰り広げるそうじゃ。ほんで、22日が熱海市の起雲閣の音楽ホールで、またまた金井信氏との競演。締めくくりは、暮れに開かれる、呉での音楽会じゃ(よっ、うまい!)。待ってるけんねえ。おいでくだされや。ほんだば、ジッジヨ〜ン!
北風に 負けてたまるか マスクマン へんちゃか ぺんちゃか
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