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ほたる舞う コンサートだよ inくんま

2007/07/17

気が付けば 七月半ばに なりました へんちゃか ぺんちゃか

台風は、どうじゃったかいのう?
人が笑おうと、泣こうと、そんな事はおかまいなしに、自然界は動いておるんじゃな。“無情” ではあるが、宇宙は“無常”なのじゃぞえ。

花は、誰かに見てもらうために咲くわけじゃないんじゃなあ。自分の生命をできるだけ輝かせる ため、つなぐためだけに、それぞれの方法で、毎日を精一杯生きているんじゃな。それゆえ、よ けいに、人の心を感動させるんじゃのう。そして、そんな、感動する気持ちを持っている「人」 という生き物も、まっこと、素敵じゃのう。ただただ、無心に歩くのみじゃ。やっと、悟りの境 地に達したかいのう。わしも、まだまだ未熟じゃ。どっひょっひょ。


すみません。
本当に、すみません。
はいはい、悪うございました!(って、心からの反省がないじゃん!)
日記、まったく書けずに、なんとひと月半も過ぎ去ってしまいました。お許しを!まあね、時と して人には「休養」も必要なんですよね。長い人生から見れば、ほんのちょっとの「休み時間」 です。そう思ってくださいな。

でもさあ、アイドルってつらいよねえ(えっ?何かあったのかって心配していたのに、アイドル だけは続行してたわけ〜?)。なんたってキャンセルできないし、何よりも待っていてくれる人 が、子ども達が、いっぱいいるんだものねえ。ほ・ん・と、アイドルって、つらいよね〜!うっ ひょっひょ。

たくさんのコンサートの中で、ずっと話したかった、静岡県の天竜は「くんま」での“ユズリン  じっちゃん ばっちゃんファンクラブ結成記念コンサート”の様子をご紹介しましょうね(そ んな題名のコンサートじゃないでしょ!)。

2回目のコンサートということもあって、楽しい工夫が凝らされていたんですよ。それはね、味 わいある木造の会場の天井から、数え切れないほどのともし火が、吊るされたのでありました。 ほたるが舞う時期にはちょっとばかり早かったのですが、その代わりに、この紙で作られた袋の 中にほたるの明かりを思わせるような、そんな明かりが燈(とも)されたのでした。

お坊ちゃまの登場と共に、会場の明かりも消えてゆきます。
その瞬間です。


「うわぁ〜!」
「うわぉ〜!」
というどよめきが、静かに、しかし山まで響くかのように広がりました。

「やっぱねえ!さっすが、“ユズリン じっちゃん ばっちゃんファンクラブ結成記念コンサート”だよねえ!うっひょっひょ」と思いながら、電子ピアノの前に座り、会場を見てみれば…。
あらら?もしかして、もしかして、このどよめきの意味はこれなの〜?という光景が、目に飛び 込んでくるではありませんか!そう、それは、紙のほたるが優しく、おだやかに光っているので ありました。さっきまでは、会場の明かりがついていたので、目立たなかった小さなともし火。 それが消灯されたことにより、ほんわかと、あたかも本物のほたるが舞うかのような、なんとも 幻想的な世界に変わっていたのでした。

それに気づいたお坊ちゃま。
「ありゃりゃのりゃ、間違えちった…。」
と、一人心の中で大汗をかいていたのでした。ああ、恥ずかしかった…。

お坊ちゃまのコンサート付き物の「突然のお願いだけどさあ、聞いてくれるでしょ?でしょでしょ?」発言は、この日も当然のごとく主催者を悩ませるのでありました。しっかしですぞ、それをきちんと受け止めてくれる、実行委員の子ども達(小学生から中学生)や音楽関係の先生方なのでありました!

「どうするっぺ?いきなり、知らないダンスを踊れって言われても困るだに。」
「踊ってあげりゃあええさ。だってさあ、ユズリン、なんか顔が丸っこいし、疲れているみたいだに。」
「だよねえ、スイカみたいな、ペコちゃんポコちゃんみたいな顔だよねえ。」
「わかった!きっと、口の中にスイカをいつも入れているんだに。」
「かもねえ!うん、かも、かも!」
「声も、つらそうだしさ、ここはひとつ、わたしら小中学生が一肌脱ぐしかないっぺ!」
「うんだ、うんだ、そうだに!」

という会話があったかなかったかは定かではありませんが(なお、上の会話はくんまの言葉ではありませんので、あしからず)、快く協力してくださったのでありました。それなのに、ああ、 それなのに、
「う〜ん、かわいいアイドルって、得だよね〜!やっぱねえ!」
と、一人でニタニタしている、なんともおバカなお坊ちゃまなのでありました。

でもね、本当に、どこからともなく集まってくださった老若男女のみなさまの温かさ、この肌で感じさせてもらいましたよ。だって、全員が手拍子して、手つなぎして、歌って、踊って、そして、頭の中がかわいいだけのお坊ちゃまの話を聞いてくれるんですよ。
強い日差しから守ってくれる「木陰」。その中に入れていただきました。くんまのみなさまの「お陰」でした!本当に、ありがとうございました。


各地でのサマーカレッジ研修会も、順調に進んでいますよ。
ピカリンは、この15年間の遊びの「意味」を科学的に分析しながら、知的な面を出しています。関取まっちゃんもさらに重量を上げながら、新しい遊びやダンスに挑戦!日ごと、松○千春の真似も上達しております。お坊ちゃまは、相変わらずふざけ周り、好き勝手に自分のやりたいように遊んでおります。それでは、また、いつの日か、お会いしましょうね、バッハッハ〜イ!ユッズヨ〜ン!(こらあ〜、また、いつの日かじゃなくて、ちゃんと書いてよねえ!)


ほんに、心配損じゃなあ。
しかしながらぞえ、疲れておるのはほんまのようじゃて、どうか、許してつかあさいよ。他のコンサートの様子も報告せんで、すまんのう。しばし、黙って、見守ってやっておくんなさいな。
それが、今はいちばんの薬じゃ。時間がかかるんじゃよ、時間がのう。それでも、新しいダンスの「ありがとう 大好きさ」や三部合唱の「きみとぼくは友達」は、近年になく好評なようで、わしとしても、ホッとしておるわい。皆の衆、ほんに、ありがとうのう。感謝、感謝じゃ。ほんだば、またのう。

それなのに 涙が出るで 大泣きだ へんちゃか ぺんちゃか