こどもの日 アンパンマンショー…?
連休は、いかが過ごしたかいのう?
わしゃあ、こんな混んでいる時には、家でごろごろじゃよ。柚坊ば好きな「まんが」を拝借して、読んでおったわい。それはのう、西岸良平(さいがんりょうへい)氏の「夕焼けの詩(うた)」じゃ。ほれ、三丁目の夕日という映画の原作じゃよ。“生命”と“愛”が真ん中にあるでのう、ゆえに“平和への思い”に満ち溢れておるわい。憲法を変えなきゃ時代に乗り遅れる…というやからが多い今こそ、読む価値があるというもんぞえ!あんたはんも、「え〜っ、まんが〜!そんなのって〜くだらないし〜」なんて言わずに、見てみんしゃいよ。きっと、憲法九条のありがたさまでも、すんなりと心に染みてくるぞえ。間違いなしじゃよ。そして、泣いてしまうじゃろうのう。覚悟して、読みんしゃいよ。
どっへ〜、疲れた〜!
もう、まいったまいった、まいたけしめじ〜!(?)
あ、これまた失礼しました。頭の中だけがかわいいお坊ちゃまです。こんにちは。しばらくの間、日記が3つ削除されていましたが、なんでも、管理する会社のメンテナンスだか、メンチカツライスだかの問題で、消えてしまったそうです。ま、そのうち復旧されるでしょう。
「ねえねえ、見たっぺ?」
「うん、見たっぺよ〜。見たさ〜。」
「ユズリン、何か問題を起こしたんだっぺかや?」
「だよね〜、日記が三つも消されているだっぺさ〜。」
「きっとさ〜、不適切な表現があったんだっぺさ〜?」
「自分で、アイドルだとか、かわいいなんて言っているからさ〜、きっと、編集者が怒っちゃったに違いないだっぺさ〜!」
「うんだよね、うんだっぺ、だっぺ!」
「やっぱだっぺね〜!」
とうわさしていたあなた、ほらほら、そこの、あ・な・た〜!違いますからね!お坊ちゃまのせいではありませんからね!それにさ〜、「アイドルになれ!」って言い始めたのは、お坊ちゃまなんじゃないからね〜。それは、例の「予算がないから」の、あの人さ〜!苦情はすべて「予算がもうないから」のあの人にお願いしますよ〜!(電話番号は、090の…、あっいけない、書きそうになっちゃったよ〜)
ま、しっかしこの連休中、5月5日には「ユズリン アイドルコンサートin静岡グランシップ」が、本当に開催されたんですよ(名称が違うでしょ!正しくは「こどものくに おとのひろば ユズリンinグランシップ」でしょ!)。静岡県文化財団主催による、大きなコンサートでした。午前と午後の二回です。朝9時ちょっと過ぎに会場入りしたんだけど、驚きました!だってさ、だってだってさ、11時開場だというのに、もう50人以上の親子連れの方々が並んでいるんだよね〜!
「やっぱ静岡県だよね〜、アイドルもすっかり定着したよね〜、うっひょっひょ。」
と、気を良くして楽屋に向かう廊下を歩いていたら、ふと目に留まったのが、とあるポスター。5月5日という文字と共に、ありました、ありましたよ。あれ?でも、なんか絵が違うし、文字も違う…。近づいてよっく見てみてみたら
「アンパンマンと遊ぼう!」
あ、あれ〜っ、そっ、そっか〜!じゃあ、表に並んでいたのは、み、みんな、アンパンマンショーに並んでいた人たちだったんだあ。そう言えば、冷静に思い出せば、子どもが小さすぎたよなあ。どっひゃあ、は、恥ずかしい〜!(それにさ、なんと、二部では、2曲目で慌てて立ち去る親子がいたんです。スタッフが後で教えてくれました。「アンパンマンが歌ってる…」と言いながら、出て行きましたよって)
で、でもね、この写真見てくださいな。
すごいでしょ?でしょ、でしょ?こんなに大勢の方々が、「少年少女冒険隊」を踊ってくださったんですよ。しかも、「さ、全員立って踊りましょうね」と呼びかけただけなのに、いつの間にか、ステージは子ども達であふれんばかり!
「あれ?手伝ってくれている保育園の子ども達や小学生が踊ることになっていたんだっけ?」
と苦笑いしながらも踊っていると、当の保育園の先生の声が、ちらほらと聞こえてくるじゃ〜、あ〜りませんか、
「すっご〜い、全然知らない子ども達が上がってきちゃったよ!」
「やっぱり、この曲だけは有名なのよね〜。」
「いいのよ〜、1曲でもあれば。」
「そ、そうよね〜。それにしても、この子達ってどこの子かしら?」
「いいのよ〜、盛り上がれば。」
「そ、そうよね〜。」
2部も、まったく同じ状態でした、はい。
しかしですよ。この日のコンサートは、本当にまいりました。一部終演後はCDを買ってくださった方へのお礼をこめての、サイン会。これまた長蛇の列!そんでもって、だいたいの方が同じことを言うのです。
「写真、いいですか?」
やっと終わったと思ったら、2部の開場まであと10分(ううっ、まだお昼食べてないのに、ぐしゅん)。手伝ってくれるスタッフのメンバーは、違う保育園主体のみなさんにバトンタッチ。な〜んにも、リハーサルできずにいるお坊ちゃまはほっといて(いえ、「あきらめて」…これが正しい表現でした)、その方々は、自主練習で立つ位置やら出入りの仕方も練習してくださっていたんですよ。ううっ、泣けてくる〜。みごとなまでに、動いてくださったのでした。
ところがです!ところが、1曲だけ大ハプニングが起きてしまったのでありました!
「ありがとう 大好きさ」のダンスの次の曲は「やくそく」。踊ってくださった方、たしか若いはずなのですが、なぜか息もぜえぜえ…。そんなわけで、袖で呼吸を整えていたんですね。しっかし、お坊ちゃまの語りは続き、もうリコーダーを吹く位置にスタンバイしてくれていると思ってしまったのでした。
「では、お聞きください。やくそく…。ワン、ツー、スリー…」
と、カウントを数えても、リコーダーの音が、な〜んにも聞こえてこないんです!
どっへ〜!と思ったときは、後の祭り!止まるわけにはいかないので、ピアノで、本来ならばリコーダーが吹くはずのメロディを弾き始めたのでありました!(よっ、さすが天才お坊ちゃま!かわいいだけじゃないぞ!よっ!ええど〜!)
その瞬間です!
暗闇に混じって、リコーダーと譜面台とマイクスタンドを自らかかえながら、ドタドタと入場する仲間達の気配を感じたのでありました。しかし、本当の彼女達の素晴らしさは(恐ろしさ)、ここからなのでありました。
「な、な〜に〜?」
「なんか、あった?」
「あ、あるわけないじゃん。」
「あったしっ達〜、ちゃんと準備して、カウントどおりに吹いたもんね。」
「あたりまえでしょ、吹いただわさ。」
「困るのよね〜、音響さんがちゃんとマイクをオンにしてくれないから。」
「ね、ね、今日の音響さんて誰なのよ〜?」
「サウンドムーサのモロちゃんよ!」
「や、やっぱねえ!」
こうして、夜は更けていくのでした…。じゃなくて、コンサートは終了していくのでありました(モロちゃん、ごめんなさい)。アンコールの最後で、踊りながら歌った「きみとぼくは友達」でも、歌詞を覚えきれていなかったお坊ちゃま。
「歌詞が違うわよ〜!」
と、お客様から突っ込まれ、「それならば」とお客様から楽譜を借りて歌ってしまったという、それはそれは、なんとも美しい助け合いと愛情に満ち溢れたコンサートだったこと、あなたにも、もうおわかりですね。
ってなわけで、小学校コンサート開始の季節となりました。笑顔を贈ってきますね。きっと、笑顔を返してくれることを信じて。一人でもいいから、わかってくれる子どもや先生がいることを信じて…。じゃあねえ、バッハッハーイ、ユッズヨ〜ン!
このコンサート、「アンパンマンショー」というのは、まんざら間違いではないみたいじゃったのう。柚坊も、最近ふくらんできおったし、周りの音響や明かりのスタッフも、アンパンマンだらけじゃったわい。スギちゃんにゆうすけくん…。次回は、柚坊と一緒に踊ってやってくれぞなもし。アンパンマンじゃなくても、ええぞい。「ツブアンパンマントリオ」じゃ!どっひょっひょ。おっと、最後に、ええか、皆の衆、SBSラジオ『ユズリンの音楽日記』は、毎週日曜日の午後3時半からじゃよ!間違えるでないぞえ!(20日は午後2時からの予定じゃ)
アンパンマン 生命を守る 味方だよ へんちゃか ぺんちゃか
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