違う形が また楽し!その2
緩(ゆる)む日を 花冷え諭す 今いちど へんちゃか ぺんちゃか
なんちゅうか、寒いのう。
日本も、これでまた広いゆえ、どこでも寒いっちゅうことはなかろうが、関東は寒いのう。まだまだ、コタツは必要じゃて。ほうよ、ほうよ、冬の着物も、しまえんのう。時期はずれの暑さで緩みがちだった心に、ま、これはこれで、良い刺激じゃな。わしも、身を引き締めなおすぞえ!
さあて、お約束どおり、今回は「ゆずりん&金井信 とびっきり大人のチャリティコンサートin群馬」の報告をいたしましょうね。群馬はですね、広いのでございます。はいはい、とてつもなく、広いのでございますよ。それと、意外に電車の駅がひかえめ…。手っ取り早く申しますと、少ないのでございます、はい。ゆえに、今回の会場になっておりました、太田市新田文化会館エアリスの大ホールも、少々、かなり、だいぶ、とてつもなく不便な所にあるわけでございます(あ、あの〜、もしかして、じいじが解説してんの?そろそろ、その“ございます”をやめて、ふだんの口調に戻っていただけます〜?)
どうぇっ、ああ、疲れた〜!
もう、や〜めたっと。いつもの話し方に戻しましょう。そうしましょったら、そうしましょ。うっひょっひょ。
「聞いてください。伊勢崎から歩いてきたら、一時間かかったんですよ。はあ、遠かった。」
CDを求めてくださった、若い女性の言葉です。そりゃ遠いよね。でも、この二人は若くて元気だから、歩きとおせたんですよねえ。たいしたものです!しかしですぞ、そこまでして、そうまでしてでも、このコンサートに参加したかったという、あ・な・た!その熱意と根性を、この場をお借りして表彰したいと思います。さ、みなさま、ご起立くださいな。
「表彰状…あんたはんは、どえりゃあ、えらい! 〜頭の中だけがかわいいお坊ちゃまより〜」
(はい、ここで盛大な拍手をお願いいたします。ありがとうございます、ありがとうございます。)
それでは、ご着席ください(あ、あの〜、今日は何が始まるわけ〜?)。
というわけで、素敵な群馬のコンサートの報告なのでした(お〜い、これで終わりかい?ちゃんと話さなきゃ、ダメだよ〜…はい、前回に続いて、欽ちゃんふうに)。
新しいアルバム『Invitation to YUZZ II 夢人』の音楽監督をしてくださった、ピアノの貴公子・金井信氏とのコンサート。もう、何回目になるんでしょうねえ。最初は、金井さんの大邸宅(そうだなあ、グランドピアノが52台くらい置けるかなぁ…うんなわけ、ないない!)でのリハーサルもかなりの時間を費やしましたが、最近は、ますます「あ・うん」の呼吸が良い加減で進むようになりました。
た・だ・し、ここで重要なのは、お坊ちゃまの「ピアノ練習度」なのでありました!なに?そんなことはわかってるって?こりゃまた失礼しました。とにかく、金井さんのピアノをじゃましないため、少しでも追いつくためには、一に練習、二に練習、三・四も練習(…ぅん?)、五に練習しかないわけなんですね。長かった冬眠期間中に、楽譜づくりから始めて、ピアノにかじりついていたお坊ちゃまなのでした。「あ、もうこんな時間だ。ご飯食べなきゃ…。」この繰り返しの日々だったんです。これは、本当のお話(ってことは、いっつもは、ほらが多かったんだな、やっぱねえ!)
そのかいあって、
「ゆず(金井さんの僕の呼び方です)、練習したねえ。まるで、僕が弾いているようだよ。」
と、誉められてしまうのでありました。どっひょっひょ。しかし、喜ぶのもつかの間、白馬にまたがった王子(金井さんのイメージね)の言葉は続くのでした。
「僕がさ、レコーディングで弾いたアドリブを、よくもまあ、ここまで真似できるよね。そもそもアドリブと言うのは、その時の気持ちや雰囲気で弾くものであって、けっして真似するものでは…。」
あああああああああああああああああ、もう、お許しを〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!
でもね、金井さんとのコンサートは、あたかも、自分が天才ピアニストになったかのような「大錯覚」をもたらせてくれるので、実に気持ち良いったら、ありゃしない!時々、手を鍵盤から離しても音が鳴っているなんて…!ああ、なんて、楽ちんなコンサート(じゃないでしょ!さぼっちゃダメだよ〜…はい、欽ちゃん風に)。
この群馬でも「生命(いのち)歌いましょう」を土地の言葉にして、語っていただきました。翻訳(?)してくださったのは、図書館の館長さんをしていらっしゃる長谷川さんです。言葉がじわ〜っと伝わってくるのは、なぜなんでしょうね。あなたも、声を出して読んでみてくださいね。では、どうぞ。
1. |
朝 目が覚めて 天上見ると おめぇらの顔が映ってる
われぇ顔も 泣きっつらも ぜーんぶ映ってる
泣きっつらがけぇちゃうように 歌ってやるべぇー
悲しみがひ一つでも けぇちゃうように 歌ってやるべぇー
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2. |
世界中のやつが 明日こそはと願ってる ちっちい夢が叶うように
どんなことしてでも叶うように みーんながみんな願ってる
みんなの夢に近づくように 歌ってやるべぇー
あきらめなんか 消えちゃうように 明日のために歌うべぇー
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3. |
どこに生きていたって いのちはひとつだけ あめぇらもこの世にたったひとり
輝きてぇ 愛し合いてぇ みんなのいのちが とってもいとおしい
みんなのいのちが光り輝くように 歌ってやるべぇー
苦しみがちっとんべぇでも けぇるように みんなのいのちを讃えて歌うべぇー
平和の日がやってくるように 歌うべぇー
にくしみなんかなくなるように いのちを讃えて歌うべぇー
いのちを讃えて みんなで歌うべぇー
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これを語ってくれたのは、ごろピカサークルの三ツ間さん。ステージで合わせる練習をした時、少し言い方が速かったので、もうちょっとゆっくりね、とお願いしたら、
「元々ね〜、この辺ってね〜、話し方がね〜、速いのよね〜。」
とのこと(なんか、あんまり早くないけど〜)。それを聞いて、な〜るへそ、そうか〜、上州からっ風が吹きすさぶ町だから、のんびりしゃべっていたら、口に砂とか入ってしまい大変だもんなあ、うんうん…などと勝手に納得していたお坊ちゃまなのでありました(たぶん、違うと思うけど)。
オープニングで「きっとできる」を踊りながら歌い始めたら、なぜか客席から「キャーッ、かわいい!ユズリ〜ン、最高!」と声が沸き起こったり(ご、ごめんなさい、また、うそつきました。本当は、笑い声が起きたのでした。いまだに、その意味不明…えっ?あなたにはわかるって?どういうこと?)、金井さんの、ピアノソロコーナーにうっとりしたり、「ありがとう大好きさ」の初ダンスありの群馬でのコンサートは、アンコールまで含めて、これまた全25曲!よくぞ歌えたものです!来てくださった方々の集中力、協力があってこそなんですよね。ありがたいです、こうして、今回も生かしてもらえた時間なのでした。
さあ、次回は、始めて訪れることができた、熊野でのコンサートを紹介しましょうね。バッハッハ〜イ、ユ〜ズヨ〜ン!
ピアノが2台必要なんじゃが、どうじゃろうか、あんたはんの町でもやってみんかい?わしも聞いたがのう、ええもんだわい。ピアノの音が重なり合うんじゃよ。あったりまえじゃが、胸の中にす〜っと溶け込むようじゃ。ま、それだけ、金井さんが柚坊とは違う音、弾き方、色を出してくれているからじゃな。ほんに、感謝、感謝じゃ。おお、そろそろ、羊かんとお茶の時間じゃな。わしゃのう、栗の入った羊かんが好物でのう。ほんだば、今日はこの辺で。ずんどこばったん(って、これ、何〜?)。
時間みて ハリーポッター 読みふける へんちゃか ぺんちゃか
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