アルバム どどっと一気に(今度はホント)紹介なのだ
知ることが ぼくらを強く 変えてゆく へんちゃか ぺんちゃか
この春は大変じゃよ。
あちこちで、わしらの暮らしを左右する「選挙」があるからのう。わしが住んでいる町でもあってのう。電子映像箱討論会なんかも、ついつい観てしまうぞえ。面白いことに、どの人が本当にわしらのことを真ん中に置いてくれているのかまで、映し出してくれるんじゃなぁ。知れば知るほど、今のまんまじゃあ、いけん!怒りがこみあげてくるぞえ。泣いているだけじゃ、いかんのだ。
何?誰がいちばん適任かとな?そりゃ、内緒じゃ。あんたはんは、あんたの目と耳で決めんしゃい。ま、それじゃあ意地悪ゆえ、少しだけ話そうかのう。わしゃあのう「憲法九条」を大事にし、平和な明日、なんでもない明日を約束してくれる、丸っこい体つきの人が大好きだぞえ!ありゃ…、ち〜っと、話しすぎたかいのう?どっひょっひょ。
ああ、ああ、待ち遠しいなあ。
早く、新しいCD『スーパーアイドル ユズリン・デビュー15周年 17歳の誕生日おめでとう記念アルバム』が、完成しないかなあ?(うん?ってことは、2歳から歌っているってこと?)今回のアルバムも、本当に内容豊かで、お腹周りも豊かで、自信作なんだよなあ(こういうのを、自分で言うしかない自分が、さ・び・し・い…)。
というわけで、今回こそ、すべてをきちんと暴露、じゃなくて紹介しましょうね。
「それなのに涙が出る」…新曲です。この曲のみ、ピアノの伴奏だけで歌いました。題名から、なんとなくわかるでしょ?そうです、ひとり静かにつぶやくように歌う、そんな雰囲気の曲なんです。この歌ができあがった時、何人かの友達に歌詞を見てもらったら、どの人も同じ感想を口にするのでした…「これ、いや!」あ、けっして問題作(!?)ではありませんよ。リハーサルで、金井さんのピアノに合わせて歌いながら、泣きながら歌ってしまったお坊ちゃまなのでした。あ、あまりにも感受性の豊かなお坊ちゃま…。でもね、ここだけの話、金井さんもつられて鼻をすすっていたんだよ〜ん。コンビネーションばっちりの作品です。そうそう、アルバムには泣き声は入っていませんので、ご安心を。
「あこがれ」…絶版になってしまった『DREAM,TOGETHER』に収録されていた曲です。「この歌、好きだなあ」と言ってくださる方が多くて、コンサートなどでは密かにリクエストをもらうことが多い曲です。素朴な田舎のなだらかな坂道を登ると、そこには丘が。腰をおろして、村や山、空を見るとはなしに見ていると、ほほを冷たい風がなでてゆく…(う〜ん、なんて、ロマンティック!)。大好きなギターのスリーフィンガーが全体を包み込み、柳沢さん(金井さんのパートナーです)のリコーダーが美しくささやきます。今回は、ヴァイオリンが空高く響き渡っています。
「ありがとう大好きさ」…これまた、新曲。とってもかわいい感じの仕上がりになりましたよ。しか〜し、ただかわいいだけで終わらないのが、何を隠そう、このお坊ちゃま。スーパーじいじの影響で(じいじは、ジャズの番組の制作で大きな賞を取ったんだよ)、ジャズにはまっているので、やっちゃいましたよ!イントロなどに、大・大・だ〜い好きな、クラリネットやソプラノサックスのフレーズをはさみ、実に心地よい音になりました(ドラムスもいかしているんだぜ!ベイビー!イェ〜イ!)。早く聞きたくなっちゃうよねぇ…。でもね、どんなメロディかは聞いてのお楽しみですよ〜(あっ、今「けち!」って叫んだでしょ?)。
ぼくらが何かを好きになるって、誰かに命令されたり、法律で決められたりするもんじゃないんだよねえ。自分で選ぶんです、人間ってね。テーマは、“僕らの心は自由なんだから、縛ることなんかできないのさ”です。わっかるっかなあ?
「あなたに逢えて良かった」…2006年度のサマーカレッジ後半、ミニコンサートのアンコールで、出まかせに歌っていた曲が、なんと本物の歌になってしまったのでした。たくさんの人のおかげで、生きていられることを再認識できた06年夏の思い出の歌です。お坊ちゃまは、いわゆるバラード系のアレンジでデモテープを作ったのですが、やられました!裏切られました!びっくらくらくらです!あの、天才ピアニストの金井さん、またまた、秘密の引き出しから出してくれましたよ(いったい、いくつ引き出しを持っているのやら)。そう、それは、ボサノバ!初めてその編曲を聞いた瞬間、お坊ちゃまは身震いしたのでした…「う、歌えない…」(えっ、感動したんじゃないの〜?)。予想だにしなかった、考えられなかった雰囲気なのに、今ではものすごく気に入っています…(順応力、高すぎるぞ!)。フルートが、まさに「ボサノバ!」なんだなあ。ただひとつ、真面目な悩みがあるんです。きっとこれ、ステージで生演奏では歌えません。だ、だって、弾けないんだもん、やっぱねえ!
「夢人」…さあ、最後の曲になりました。今回のアルバムのテーマの歌です。自分がやりたい事もまだまだ完結していないし、本当に“生命”が真ん中にある世の中にもなっていないし…。いまだに、夢の途中なんですね。全国にも、そういう仲間がいっぱいいます。ただ、歌うだけじゃなくて、ただ、踊るだけじゃなくて、そこから何かを始めたい。そんな夢を持っている人ばかりです。「あきらめたら、おしまいだよ」と、自分にもう一度、言い聞かせながら、肩の力を抜いて歌ったのでありました(おおっ、最後だけに真面目〜)。
いかがでしたか?
約束どおりに、ちゃんと一気に紹介したでしょ?ね、ね、ね、やる時にはやるのが、この頭の中だけがかわいいお坊ちゃまなのでありました!え、な〜に?やらない時はやらないのかって?は〜い、そうで〜す!(やっぱ、ねえ…)
そして、忘れちゃならないのが、これらの曲を結び付けてくれている、われらが“スーパーじいじ”こと、SBSアナウンサーの今村政司氏の存在であります。前回よりもナレーションも多いし、曲の中でも出てきます。心に染み込んでくる、スーパーじいじの声。これだけでも、このアルバムの価値あり!(もちろん、歌もね)最後まで、聞き逃さないようにね。聞き応えのある、60分を超えるアルバムです。
さ〜て、これからは、ダンスの振り付けを考えないとなあ。だいたい、できてきたけど、実際にみんなで踊ったらどうなるか、ここが、大事なんですねえ。一人踊りじゃないから。みんなと一緒にいることを感じられないとね。あ、練習の時間になっちゃった。というわけで、ジャージに着替えます(いちばん似合う衣装だと、折り紙つき)。じゃ〜ね〜、バッハッハ〜イ!ユ〜ズヨ〜ン!(子どもの頃の記憶って、恐ろしい)
やっとこさ、全曲を話せたようじゃのう。皆の衆、ほんに待たせたのう。許してつかあさいよ。けっこう、なんやかんやと忙しいみたいぞえ。おっと、まったまた、柚坊が叫んでおるぞ。なになに、金井さんの鍵盤打楽器の楽譜が難しくて、弾けないよ〜じゃと。ま、少しずつやるしかないのう。お、ちょっと待ってくんされ、また叫んでおるわい。ほら、耳を澄ませてくんされ、聞こえるじゃろうて。
「ま、いいや。弾けなかったら、カラオケにしようっと。だよねえ、そうそう、やっぱねえ!」
お後がよろしいようで…。
無関心 自分の首を しめるだけ へんちゃか ぺんちゃか
|