2006年度のコンサート、終了!
ぐだぐだと 寝転ぶ日々も おつなもの へんちゃか ぺんちゃか
子ども達と、あと少しで、お別れじゃの。
一年間毎日会っておったゆえ、年度末はさびしくなるのう。クラスの子ども達一人ひとりの顔が、まばゆいのう。いとしいのう。そう思えるあんたはんも、ほんに良き先生じゃよ。しっかし、残りの日々を大事にせんとな。気を抜くことなく、きばるんじゃよ!
すっかり、間が空いてしまいました!日記という名前を返上しないといけませんね、これじゃ(おっ、真面目に反省しているお坊ちゃま)。でもさ、仕方ないよね。忙しいときもあれば、書きたくない日もあるしねえ、うっひょっひょ(前言撤回!ちっとも、反省なし!…やっぱねえ!)。
奄美の南国の風にやられたのか、島の人たちの温かさに心打たれたのか、ウキウキ気分で過ごしてしまったお坊ちゃま。鹿児島でのコンサートもそのノリで突っ走り、別府の小学校でも「アイドルパワー」全開(来年も来てねえ!と大合唱の帰り道だったのだ)、今年度最後の小学校(広島・緑井小学校)も歌いまくったのでありました(歌声が響く、素敵な学校でしたよ)。
鹿児島は、いつもの出水市から大口市へと会場を移しました。が、困ったことに、とにかくホールがだだっぴろいわけ!どのくらいの方が来てくださるか皆目検討つかず!そんな心配をよそに鹿児島の仲間たちが、
「ほ〜れ、皆の衆よ〜、おいどんの話ばあ聞いてほしいでごんす。今度、大口にアイドルが来るんでごわす。ええ歌ば歌っておるし、なかなか鋭いことば言うんでごんすよ。これば聞き逃したら、一生の損でごんすよ。アイドルとは言っても、歳が歳なので、早いうちに経験せねばでごわす。」
と町内のみならず、鹿児島県中を宣伝してくれたおかげで、な、なんと500人を超える方々が来てくださったのであります。“父ちゃん”も元気で、また、居酒屋「ゆずりん」をステージの上で開いていたのでした。
いろいろな衣装で驚かしてくれるのが鹿児島「しろくま」の仲間たち(過去には、かっぽう着で踊ってくれたこともあったのさ)。さてさて、今年はと思っていたら、やっぱり最後にやられました!「耳澄ませて 目を開いて」の曲で、こともあろうに、チアリーダーの衣装での登場なのでした!それだけならまだしも、お坊ちゃまのタイトルコールで、すぐにステージ中央に来る段取りだったのに、全然、まったく、ちっとも、気配なし!しょうがないから、一人で歌い踊っていたら、二番から入ってきたんです。それも、堂々と!
「なあ、おいら達、二番から入るんだよなあ、でごわす。」
「そうそう、だってさあ、やっぱりユズリンをたてなきゃねでごわす。」
「ごわす、ごわす。」
しっかし、真実はこうだったのだ!
「まいっちゃったでごわす。いきなりダンスの曲がかかっているんでごわす。うわっはっは。」
「休んでいたら、もう出番だなんて、驚いちゃったわでごわす。」
「ごわす、ごわす。」
はい、出番を忘れていただけのことなのでした…でごわす。
夜の反省会は、反省の「は」の字もなく、ただただ、笑い声だけが響くのでした…(ううっ、鹿児島には、勝てないよ〜)。
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そして、ついに実現しましたよ!やっとです!
「東」「西」「北」と続いて、とうとう「南」が実現したのです!え?なんのことだか、わからないって?そりゃ、そうでした。では、かいつまんでお話しましょうね。この東西南北は、小学校の名前なのです。ほら、もうわかってきたでしょう?そのとおり、お坊ちゃまの母校、静岡県三島市の南小学校に呼んでもらえたのです。
同級生のPTAの皆様の多大なる熱意が、実らせたくれたのです。ステージには「おかえりなさい、せんぱい」という文字(先輩って言ったって、そ、そんなに年は離れてい、いないしさ…いいえ、確実に離れています、はい)。なんだか、NHKの「ようこそ、先輩」みたいで、こそばゆい思いが…。
学校は時間数に縛られている時代。なかなか準備にも手が回りませんよね。当たり前です。そこで、活躍してくれたのが、ぼくのなつかしい同級生やPTAの方々なのでした。
コンサートが実現したおかげで、ものすごく嬉しい再会がふたつもありました。ひとつは、僕の最初の教え子が、母となり、その学校の保護者として来てくれていたんです!みさおちゃん、あの頃のように、愛くるしい瞳がキラキラしていました。
そして、もう一つは…。
「声は枯れているが、一所懸命がんばる」
この言葉、わかりますか?(詳細は、ソングブックM:とっておきの一人を読んでくださいね)
そうです、この言葉をくださった、小学校三年生の時の担任、入江恵美子先生が来てくださったんです。ちっとも変わらない笑顔で「ゆずるくん」と声をかけてくださいました。
入江先生のこの言葉のおかげで、こんな声でも歌ってもいいんだ…と励まされ、勇気づけられ、ここまで来れたこと、アイドルとして確かな地位を確立したこと(はいはい)をコンサートの最後に、南小学校のみなさんに話しながら、やっぱり、泣いてしまったお坊ちゃまなのでありました。先生の「ひとこと」って、大きいものですねえ(ああ、反省することばかり)。
心に残るコンサートをさせてもらえた2006年度でしたが、最後に、2007年を飾る新しいアルバムの曲を紹介しましょうね。
今回は、『やさしい人と』。
この曲、大好きなんです。2枚目のアルバム『天まで駆けるよ』に収録されて以来の登場です。
今でも覚えています。それはね、この歌詞を書いた場所をです。前に住んでいた家の近くにある、川沿いの土手を歩きながら、紙と鉛筆を持って、言葉を捜していたんです。季節は、春でもない、冬でもない、そんな夕方でした。日本的なメロディで、僕にしたら、珍しい雰囲気の曲です。
金井さんの流れるようなピアノに、美しい弦楽器やオーボエがかぶさっていきます。前作の雰囲気を引き継ぎながらも、間奏ではきっと「えっ?」と声が出るでしょう。これまた、今までの僕のアルバムには存在しない音楽にしてくれています。コーラス?もちろん、曲に合うように作り直しました(そうです、お坊ちゃまだってちゃんと理解しているのです。むやみやたらに入れればいいんじゃないってことぐらい、ね)。
あ、いけない。もう、寝る時間になっちゃった(これっ!まだ、お昼前じゃないか!)
てなわけで、おやすみなさ〜い!
しょうがないのう。
ま、久しぶりの休日じゃから、許してやってつかあさいよ。わしが気になるのは、ジャケットじゃよ。まったまた、真っ黒かいのう?どっひょっひょ、楽しみじゃのう。ほんだば、わしも、お茶の時間じゃ。ロールケーキでも食べようかのう。ほんだば、またのう。
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