いも〜れ!奄美大島へ
南国の 風と走って 旅気分 へんちゃか ぺんちゃか
柚坊から、ひと足早い春が届いたぞえ。
写真が送られてきおったわい。まあ、たっくさんじゃのう。デジタルカメラっちゅうもんを手に入れたもんじゃから、ばしゃばしゃ写しておるんじゃよ。ま、わしも、おかげで旅気分を味わっているところよ。お〜い、柚坊!仕事で行っていることだけは、忘れてはいかんぞえ!
うっひょっひょ、いも〜れ!みなさ〜ん!
春だよ〜ん。南国だよ〜ん。
え?何?仕事?ああ、そう言えば、仕事で来ているんだよねえ。みなさん、失礼しました。今日は、奄美大島からお送りしております(って、ラジオ番組じゃないんだから)。初めての奄美大島。もう、大感激です。
苦手な飛行機もなんのその。なんたって、離陸前から眠っていたんだから、怖さも感じないわけでした。天気も良くて、富士山も雲の上にぽっかりと見えたし、海も青々していて、みずみずしい色でしたよ。
空港に着いて、バスで市内まで移動しようと思っていたら、横断幕を持ったみなさまに歓迎されてしまったのです。そうです!されてしまったのです!ステージではおバカなおぼっちゃまでも、私生活は意外に恥ずかしがりや。てなわけで、ものすごく照れくさくて…(だ、だってさ、周りの普通の会社員のような方たちが「おい、あれ誰だ?有名人か?」「いや知らんが、たぶんアイドルじゃないか?」というような会話を…してない、してない)。車に分乗して出迎えてくださった、「ユズリンと駆け抜ける 青春17歳の会」奄美大島支部のみなさんなのでした(だからさあ、そんな会も、支部もないって)。
手作り弁当をいただいた後、「田中一村(いっそん)」という方の美術館で、目の保養。う〜ん、すんばらしい絵画、かいが、kaiga(本当にわかってんの〜?)。そうそう、出かける前に友達が教えてくれました。
「奄美に行ったら、必ず田村美術館に行くんだよ」
いくら探しても尋ねても、「田村美術館」は存在しないのでありました(もしかして、田中一村を略して田村…?)。
さあ、ごらんくださいな。
この青い透き通った海を!ね、まるでシンシアが歌いながら歩いているような、そんな美しい海岸でしょ?でしょ、でしょ?てなわけで、ちょっと真似をしてみようと思い、ポーズを作ろうと考えていたんです。で、でもその前に、例の「予算がもうないから」のあの人がシャッターを下ろしてしまったのでした。そして、一言つぶやいているのでした。
「うん、なかなかよく撮れた。カメラマンの腕だよなあ…。やっぱねえ!」
それよりも何よりも驚いたのは、すでに桜が満開だったことです。
この桜の道は、昔、空港から市街地へと通っていた唯一の山道。今は新道ができていて、ほとんど車は通らない狭い道。その坂道にずっと桜が続いていて、春真っ盛りでした。メジロも嬉しそうに鳴きながら、飛び回っていましたよ。
がじゅまるの木も、もずくのてんぷらも、民家の窓に「な〜に写真とってんの?あたしゃねえ、いつもここを飛んでいるんだよ〜ん」という名前も知らない鳥も、みんなみんな、当たり前のように輝いている奄美大島なのでした。
あ、いけない。
また、新しいアルバムの情報を忘れるところだった。今回は、この曲の説明をしましょうね。
「DREAM,TOGETHER」…そうです。この曲は2001年発売のアルバム『DREAM,TOGETHER』のタイトル曲でした。今回は、さらに楽しい雰囲気に生まれ変わりましたよ。トランペット、トロンボーン、バンジョー、バイオリン(ジプシー調の)が新たに伴奏に加わったんです。そして、もちろん聞き逃せないのが、お坊ちゃまのコーラス!「へえ、ジャズじゃん!やるじゃん!いいじゃん!」と声を出しながら、聞いてくださいね(本当に言ってしまうあなたは、まさに「ユズリンと駆け抜ける 青春17歳の会」のメンバーなのでありました)。ちょこっと聞いてもらった研究所の関取まっちゃんが、叫んだのでありました。
「うわお!グレードアップしまくっている!ごっつあんです!」
というわけで、今週は奄美大島からの生放送でお送りしました。
「お相手は、中山讓 ユズリンでした。」
「そして、SBSアナウンサー今村政司でした。」
…じゃない、じゃない。じいじは、来てないって。
てなわけで、コンサートに出かける時間になっちゃった。
まったねえ。バッハハ〜イ。
ええのう。
ほんに、きれいな写真じゃ。お江戸も、時間をずらして桜が開花するんじゃのう。日本も広いもんじゃわい。しかし、柚坊は泣いておったわい。空港に降り立った瞬間、くしゃみと鼻水じゃと。花粉症かいのう?ちゃんと、歌うのだぞえ!
音響さん フェリーに間に合い 良かったね へんちゃか ぺんちゃか
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