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小学校コンサートは花盛り

2006.6.19

陽を求め 愛を求めて 葉を伸ばす へんちゃか ぺんちゃか

入梅じゃな。
すがすがしい五月の空はあまり見れなかったのじゃが、かえって、太陽が顔を出した時のありがたみが、身にしみるのう。うちの柚坊は、コンサートで汗かきまくりじゃ。あんなに汗をかいとるというのに、どうしたわけか、体重が落ちんのう…。おかしなものじゃて。こうやって、夏太りしていくんじゃな、うっひょっひょ。

写真今まで日陰だった紫陽花に、木漏れ日しか射さなかった紫陽花に、陽が当たるようになったんです。すると、みるみるイキイキし始めて、緑の色も変わってきたし、花芽が多くつきだしたんですよ。素直に成長できる植物って、すごいですね。それとも、それが、なんとも当たり前の「自然」なんでしょうか?僕たちも、まだまだ成長していきたいですね。あ、お腹じゃなくて、頭の中が!ね。

小学校コンサートは本当に面白いんですよ。全国どこでも、素敵な子ども達や先生方、保護者のみなさまに出会えて、毎日、汗だらけです(あ、冷や汗じゃないですからね。お間違いなく)。びしょびしょになりますが、楽しい楽しい時間です。

1998年にうかがった、岡山県の津山市。
教員の研修会で呼んでいただいたのですが、あれから8年、苦節8年!ついに小学校コンサートが実現しました!林田(はいだ)小学校の教頭先生(女性)は、なんと8年前の研修会にも参加してくださっていたそうです。係りの音楽担当の先生の最後の言葉。実に素敵な、子ども達への素敵なメッセージでした。

「先生方でね、みんなのための音楽会をどうしようって、ずっと話し合っていたの。ただ、黙って静かに聞くのもいいけど、今はそうじゃないものを作りたいなあって。そんな時に、ユズリンの歌集やCDを買ったら、学校コンサートもやっているって書いてあったの。ダメで元々と思いながら電話してみたら、実現したんです。先生ね、この歳になってまた教えられました。あきらめないで、とにかくぶつかってゆくっていうこと。歩き出さないと始まらないっていうこと。そうすれば、きっと何かがかなうっていうことを。」

伊豆半島の伊東市。
ふるさと三島の近くの温泉町です。ここでも、やっと実現しました。それも二校もですよ。
まずは、旭小学校。
ここの取り組みも個性的で、いろいろな曲に、10人くらいずつの子ども達が、ダンスとか手遊びで参加してくれて、前に出て、一緒にリードしてくれたんです。音楽の担当の先生、忙しいのに、本当にありがたい取り組みです。さらに、『きみがぼくの“元気”』では、なんと一年生の子ども達が、3人いきなり踊り始めたんです。これは聞いていなかった話だったので(もちろん、音楽の先生も知らない話)、もう、目が点!それにつられてか、さらに踊りだす子もいて、とうとう、前に出てきてもらい一緒に踊ってしまいました(そのおかげで、アイドルユズリンはすっかり色あせてしまったのでした…はい)。

写真西小学校。
伊東温泉のど真ん中にある、紫陽花の花がきれいに咲いている小学校でした。今、どこでも学校は忙しくて、子ども達のための苦労ならいざ知らず、そうではない事務的なことや、その他もろもろで、先生方も疲れきっているんですね。それなのに、たくさんのユズリンソングを、ない時間を割いて、歌ってくれていたんですよ。音楽委員会のみなさんが踊ってくれたのは『きっとできる』!高学年が中心なのに、なんとも楽しそうな笑顔で、盛り上げてくれました。わりと大規模な学校なんですが、全校でこうして歌ってくれるって、本当にありがたいです。

そして、この学校には、全国でも珍しく、東部養護学校(分校)の子ども達も、同じ敷地内で学習しているんです。日ごろから、みんなで一緒に生活しようねっていう取り組みなんですね。いいでしょ、そういうのって?だってさ、小さい頃から、障害のあるなしに関係なく、みんなで過ごせるんだもの。当然ながら、学校同士のカリキュラムは、まったく同じにはいきませんよね。コンサートへの取り組みもそうです。

しかし、そんな中でも、西小学校の先生方と、養護学校の先生方が力を合わせて、なんと、20人以上の先生が、『スタートライン』を踊ってくださったんですよ。放課後、相当、練習したに違いありません。昼間の勤務で、くたくた、へたへたなのに、難しいダンスに挑戦してくれていたんですね。子どものためなら…そう、そんな苦労は苦労とも思わない、素敵な先生ばかりでした。

大阪吹田市の小学校も、沼津市の小学校(高校時代の同級生がいて、それだけで嬉しくて)も、みんなみんな輝く時間にさせてもらえました。

最後に、もう一校、紹介しましょうね。
浜松市(旧浜北)の新原小学校です。何よりもびっくりしたのは、『笑顔がかさなれば』で、六年生の体格の良い男子が一年生の所までやってきて、ほとんどの子と握手をしてくれていたことです。「元気をくれるのは一年生です」と話してもくれた、優しそうな、たのもしい六年生でした。

そんな学校の校長先生が、コンサートの最後に、お礼の言葉をくださいました。
「ユズリンさんのことは、SBSテレビで何年か前に観まして、非常に感激しました。涙が止まりませんでした。この思いを子ども達にも届けたくて、やっと、この日を迎えることができました。今日のコンサートの内容は、昨年から続けている学校の取り組み、求める子ども達の姿や、学校目標と、すべて一致しています。本当に、ありがとうございました。」

人の温かい心に触れると、ダメなんです。
またステージで泣いてしまった、頭の中だけがかわいいアイドルでした。でもね、泣いていたのは僕だけじゃないんですよ。一年生のランニング姿の男の子もね、パンダのようにかわいく、ちょこんと座りながら、何度も何度も、手であふれ出てくる涙をぬぐっていたんです。保護者の方々も、ハンカチを出すし、体育館の後ろの音響さん(モロちゃん)も、やっぱり・・・。器材のかたづけの時も、思い出してか「充実感があったコンサートでしたね」と、またもや涙ぐみながら。

報われないと思う日もあるけど、それでも、こんな出会いがあるから、やっぱり、アイドルはやめられな〜い!

写真おお、皆の衆、ほんに今回もすまんのう。
うちの柚坊の、相も変らぬおバカなたわごとにつき合わせてしまって。ほうよほうよ、ラジオ放送、次回は、6月25日じゃよ。また、聞いてくだされな。ほんだば、サマカレで会えるのを楽しみにしてるぞえ。

好きな人 増えていくのが うれしいぞえ へんちゃか ぺんちゃか