底力 確かに見ました 浪花節 へんちゃか ぺんちゃか
八日には、花のお江戸(翻訳:東京のことです)で、研究所十五周年を祝う会。
十六日には、これまた、土手沿いの桜並木のあでやかな浪花(翻訳:大阪のことです)で、歌謡演舞会(翻訳:これもコンサートですね)じゃ。それにしても、すごい人じゃったのう。広い広い、演芸場(翻訳:一般には、ホールと呼ばれております)には、どこから集まってくださったのか、人の花が咲き乱れておったわい。
柚坊(もう、おわかりですね?念のために翻訳:かわいいアイドル、ユズリンのことです。え?かわいいと、アイドルはよけいだって?)の鍵盤打楽器(ピアノね)で始まった、「生きて生きて生きて」〜「少年少女冒険隊」〜「ぽっぽっぽっ」の連続部分歌唱(短い部分のメドレーと表したいわけです。く、苦しい〜)。おお、わしが全部を語ってしもうたら、柚坊がいじけるでの。ほんだば、ここらで、引き継ごうかのう。たのんまっせ、柚坊!
は〜い、じい、ありがとう。というわけで、16日に、造幣局の桜並木で有名な大阪は天満橋で、研究所15周年記念コンサートが行われたんですよ。なつかしの写真コーナーあり(み、みんな若い、細い、ふさふさ!)、ピカリンへのラブレターコーナーあり(泣くな、関取!)、三人がそれぞれの持ち歌を換えっこして歌うというコーナーもあり、なんとも盛りだくさんの3時間20分!長いコンサートが好きなこのおぼっちゃまでさえも、疲れを感じてしまったのでした(良かったあ、開演前にカレーライスを2杯食べといて)。座っているだけの皆様のおしりは、大丈夫でしたか?
そうそう、関取まっちゃんが歌ってくれた『A Song for Life』。一生、忘れないからね。なに?関取が本当に歌えたのかって?英語で?三番まで? それは、ひ・み・つ…。おぼっちゃまはと言うと、ピカリンの名曲「大きなカブ」と、関取の「ありがとう」をユズリンらしく作曲し直して、歌ってしまったのでした。う〜む、もしかして、次回のCDに入れても、誰も気づかないかも!というほどのできばえでした、はい(って、入れない、入れない)。
およそ、800人の方が集まってくださったコンサート。大阪の仲間達の底力を見せ付けられました。蒔いてきた種を、しっかりと育てているんですね。さすがです!来年は、関取の大関昇進記念(5周年)お泊り保育、再来年はおぼっちゃまの15周年記念コンサートin大阪ドーム(うそ、うそ)をやろうと、すでに燃え上がっています。もしも本決まりになったら、ご近所お誘い合わせのうえ、いらしてくださいね。待ってますよ。
さあ、新しいアルバムへの感想が、毎日のように、たくさん届いていますので、今回も紹介させてくださいね。
・ゆずりん、こんにちは。毎日、小学校三年生の娘と聞いています。昨日、いつもの様に娘と聞いていたら…何やらシクシクと鼻をすすっているので、「どした?」とたずねると、「なんかね、わたしの気持ちだなあ〜って思っちゃった…」とのこと。歌は「心うらはら」でした。うらはらという言葉の意味は解らなくても、歌詞から伝わる思いは、ちゃんと心に届くんですね。日々、悪態をつかれ、「こんの〜!」と怒ってばかりですが、そうか“心うらはら”か、と思うと、悪態も可愛いくなり、逃げる娘を追っかけ廻して、ムギュムギュしています。(by 伊豆の温泉につかって肌がすべすべの ダンスが上手なお母さん)
・「ぼくたちの歌」、初めて聞かせていただきました。 噂どおりの良い歌でした。ラジオから流れる歌を聴きたくて、ラジオを買いに行きました。これなら聞けそうだと思って購入しようと、お店のお兄さんに声をかけると、「何を聞きたいのですか?」と尋ねられました。チャンスと思い、「SBSラジオの音楽番組で…」と、すっかり、番組の宣伝をしてしまったんです。すると申し訳なさそうに、お兄さんがおっしゃるのです。「このラジオでは、聞くことができないんですよ。」「なぜ?こんなにいっぱいチャンネルがついているのに!」とくいつく私に、「このラジオはですね、短波放送、つまり、そのラジオは、競馬中継を聞く人のものなんですよ。」と、ていねいに説明してくださいました。…じゃんじゃん。(by 右耳からは「きっとできる」、左耳からは「今日がダメでも また明日」を聞きながら、免許をついに取得した、埼玉県のキャサリンさま)
・月曜日の雨の朝、通勤途中ずっと口ずさんでいた歌がありました。自分でも何を歌っているのかな〜と、わからなかったんです。帰り道も、また何かひとつの歌をずっと繰り返し、口ずさんでいるんです。何の曲かわからないまま、帰宅してから、CDをかけてわかりました!朝の歌は「星が降るように」、帰りの歌は「今日がダメでも また明日」だったんです。ユズリンの歌のいいところは、一人でもみんなでも歌える歌であるという事なんですね。(by 優しくておおらかな、関西のお姉さん)
・転勤したばかりなのに、一年生!朝から「きょうも元気!」で始まっています。今はかわいいだけの彼らなんですが、来年の三月どうなっているのかと思うと、ワクワクします。今回のCDには「ゆずりん変キャラ」満載ですね。楽しすぎです。まず一年生と歌いたいのは、ひらがなの勉強を始めたので「ひびけ!宇宙まで」。息をいっぱい吸い込んで、お腹の底から声を出して、歌ったり、本を読んだりすることって、一年生には大事なことですよね。この歌でできそうかな?それに、小さな一年生でも、力を合わせれば、なんでもできるよ!って、伝えたいなあ。(by コンサートを3回も作ってくれた、足柄山在住のはつらつ先生)、
・ラジオで初めて聞いた時には、ちょっと笑ってしまった「ひびけ!宇宙まで」。何度も聞いていたら、いいなあ〜と!! 小・中学校と、音楽の授業が大嫌いでした。歌うことがうまくないので、先生が言う「口を大きく開けて、大きい声で」とかっていうのがイヤで…。「小さい声でも、一所懸命歌えばいいよ!」そう言ってくれたら、もっと楽しかったかな?なんて、思ってしまいました。 それから、「ぼくたちの歌」。思い出の歌がいっぱいあることに気づきました。「少年少女冒険隊」を聞くと、幼稚園時代に戻れるんですねぇ!忘れかけていた時もあったけど、でも、きっと、ユズリンの歌は、忘れられない歌だったから、戻ってきたんだなあと思います。(by 同級生にユズリンソングを無理やり、聞かせまくっている、静岡市の女子高生)
教員時代、時として「この歌は、小さい子ども向けだなあ」とか、「こりゃ、大人じゃないとわからないよねえ」なんて、決め付けてしまうことが、しばしばありました。でも、こうやって、小学生低学年の子が、『心うらはら』を聞いて涙したことや、高校生までもが『ひびけ!宇宙まで』で、思いを巡らせてくれたこと。教えられますね。作者の意図をはるかに超えて、歌の持つ可能性を広げてくれました。自分のものにしてくれました!
この夏、みなさんが教えてくれた事を全国の保育士さんや、先生方にも伝えますからね。先入観を持たなければ、可能性はぐんぐん広がるし、世界がぱ〜っと変わるっていうことをね。ありがとう、本当にありがとう。
最後に、50代後半の男性からの、こんな感想を。
・・・この歳になって、恥ずかしいのですが、仕事にいきづまり、生きがいを見出すことが、なかなか容易ではありません。昨日も、気分を害することがあったのですが、CDを何気なく見ると「今日がダメでも また明日」「何度でも顔上げて 歩いてゆこう」とあるのが、あらためて心に飛び込んできました。今、その曲を聴いています。ありがとうございます。元気を出してやります。・・・
くじけても ふさぎこんでも また歩く へんちゃか ぺんちゃか
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