へへんちゃか ぺんちゃか 九州は 人も時間も やわらかい
九州は暑かったそうじゃよ。
梅雨だというのに、雨もなく水不足だとか・・・。心配じゃのう。かと思えば集中豪雨の地方もあり、日本はおかしいのう。九州にも雨の恵みがあることを祈るばかりじゃ。
暑かったあ。
もう、からだじゅうが焼けるような九州の日差しでしたよ。
ほら、おぼっちゃまってか弱いでしょ(お腹まわりを除いてね)? 日に焼けたらアイドルとして歌えなくなるから、無理して長袖のシャツ!しかし、とうとうこらえきれずに腕まくりしてしまったのでした。ああ、白い肌がこげてゆく〜。
お昼前の羽田空港。
「もう予算がないから」の中根さんと待ち合わせ。このところ事故続きのJ○Lを避け、A○Aを選んだもののこちらも事故発覚・・・。搭乗するときに、客室乗務員の方に「この飛行機、落ちませんよね?会社の人間関係ってうまくいっているんですか?」なんて聞けるはずもなく、しぶしぶ身を任せるだけのおぼっちゃまなのでした。ああ、こんなことなら自家用ジェットにすれば良かった…(ハブラシマンが操縦士、副操縦士はシカンブラッシャー、そして客室乗務員はハミガキコ。もちろん、ジェット機の名前はミガッキーさ)。
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博多駅からは特急で鳥栖(とす)駅へ。
そこで乗り換えて、佐賀県の吉野ヶ里公園駅に向かいました。っとその前にね、危ないことがあったのです。博多駅で電車と写真を撮ろうと思ったんですよ。車体に寄りかかり、「はい、ポーズ!」という瞬間、なんとその車体が動き出したではありませんか!僕以上に慌てたのは「もう予算がないから」の中根さん!音楽センターアイドル部門所属のおぼっちゃまが(だから、そんな部門ないってば)、怪我で歌えず・・・なんてことになったら、それこそ一大事。声のみで助けてくれた中根さんなのでした(でも、笑っていたのはなぜ?)。しかしですよ、しかしです。なんでベルが鳴らなかったんだろう?これがさ、東京近辺だったら大騒ぎだよねぇ。マイクに笛をくっつけて吹きまくるし、そして駅員さんがどなるんだよね。
「6両目付近の、かわいいおぼっちゃま!離れてください!大変危険ですので、お下がりください」ってさ。
それでも、平然と写真撮影を続けた「予算のない」中根さんだったのでした。
九州はね、面白い形や斬新な色の電車が多いんですよ。
真っ赤な色の「九州横断鉄道」。シベリア鉄道を真似たのかな?あと、過去に乗ったことがあるのは「ソニック」や長崎に向かう「白いかもめ」だったかな?そうそう、外側だけじゃなくてね、内装も落ち着くんだなあこれが。木のぬくもりを打ち出しているものが多いから、レトロでもあるしホッとするんですねぇ。さらに嬉しいのは、特急だけじゃなくて普通電車も同じっていうこと。なんだか、営業利益のみを優先させずに、人間のぬくもりがあるんだよね。そうそう、そうそう!思い出した!途中、乗り換えとかわからない時に、車掌さんや運転手さんに尋ねたら、本当にていねいに教えてくださったんです。やっぱ、かわいいからかなあ・・・(はいはい)。
翌日は、佐賀から熊本に移動です。一度また鳥栖駅に戻り、乗り換えです。ところがこの鳥栖駅、通過してしまう特急が多くて接続がそんなに良くないんです。すると、「予算がないから」の中根さんが一言つぶやくのでした。
「これじゃあ、トスじゃなくてパスだね…。」
あ、さて〜、全国各地にも路面電車が残っていますが(乗ったことがあるのは、東京都内、広島市内、大阪阿倍野かな?)、ここ熊本市内にもあるんですね。揺られて、水前寺公園に行きました。川になまずがいると教えてくれた、犬の散歩中のおじさんに出会い、参道真横の店で「いきなり もち」という、さつまいもに小豆のあんこを乗せたお菓子をいただき、ゆずミツを試飲さていただき、ようやく水前寺公園の入り口にたどりつたのでした。
暑い・・・。これだけが、感想でした、はい。
熊本では初めてのコンサート。
教員を辞めた時にピカリンに連れて来られた記憶があるのですが、それ以来です。もう、反応はいいしがんがん歌ってくれるし、充実感いっぱいの熊本でした。
翌朝は、熊本城を見学。
暑い・・・。これだけが、感想でした、はい(うん?)。
一日だけ空きがあったので、お世話になっている音響さん達との慰安も兼ねての、玉名温泉へ。まあみんな呑むこと、呑むこと。焼酎の匂いが充満する夕食になってしまったのでした。「もう予算がないから」の方は、「焼酎はいもだ〜!」と叫び、呑み干すばかりなのでありました。そんなのん兵衛たちを横目に、おぼっちゃまは自然の嗜み方を知っているだけに、クーラーを止めて窓を明け、熊本の夜風を肴に、一人ちびりちびりと杯を重ねるのでありました(う〜ん、なんともきれい)。
あ、この写真はね、部屋についている露天風呂なんですよ。
熱い・・・。これだけが、感想でした、はい(もう、いいって!)。
そんでもって、いよいよこのツアー最終目的地、鹿児島に向かうおぼっちゃま一行でした(って、二人なんだけどね)。特急リレーつばめ号で新八代へ。そこで、新幹線つばめに乗り換えです。
新幹線って速くて便利なんだけど、どこも共通して言えるのは、風情がなくなるということ。だってさ、速く走らせるためにはまっすぐの線路じゃないと危ないでしょ?カーブは極力ない方がいいわけですよ。だから、どうしても山を迂回せずにトンネルの中になるんですね。景色を楽しむという旅行は、不可能に近くなってしまいました。駅舎も同じで、どこも似たり寄ったり。出水の駅でのハプニングも、もう、起こりえないのです(詳細は、2003.3.9 及び 2003.7.1付けの日記を)。
出水駅から宿までは、歩きましたよ。町を楽しみたくてね。
その時に小学生と何人もすれ違ったので、おぼっちゃま、ある実験を思いついたのでした。そうです、すれ違いざまに、歌っちゃおうって。選曲は迷った結果『少年少女冒険隊』。何度かコンサートにも来ているから、もしかしたら、知っている子がいるんじゃないのか〜っと。淡い期待を持ちながら、おそるおそる「歩き〜続けてゆこ〜う 森も〜野原も越えって〜・・・」。
・・・誰ひとりとして振り向いてくれなかった、そんな静かな町、出水でした・・・。
鹿児島実行委員会「しろくま」主催のサマカレは楽しかった!最初がこんなノリノリだと、後が怖い!と、真剣に思ったほどでした。それから、何と言ってもお楽しみは、あの居酒屋「ゆずりん」での会食。もう最高!七輪を囲んでの語らいは、暑さもなんのその。特注のキ○ンビールをいただきながら、きびなごや地鶏、おいしかったなあ。ひげだらけの大将も元気でしたよ。みなさんも是非、寄ってくださいね。あっ、ここでひとつだけ注意を!この居酒屋はですね、残念ながらおぼっちゃま関係のコンサートや研修会がある時だけしか開店していないんですねえ。なぜでしょうねえ?なぞですねえ。というわけで、そこだけ、お間違えのないように・・・うっひょっひょ。
なんだ〜、この日記は!
肝心な仕事の中身が書いておらんじゃないか!ったく、うちのおぼっちゃま、やっぱり、この暑さでおかしくなってしもうたわい。おお、そうじゃった、そうじゃった。おかしいのは、今に始まったことじゃなかったのう。みなさんの方が、そりゃあよう知っとるよのう。前回までは、様子がわかる写真のみだったのに、こらえられずに、とうとう自分の顔を出してしもうて・・・。どうか、許してつかあさいよ。わしがしかっておきますのでのう。ほんじゃ、またのう。
へんちゃか ぺんちゃか 紫色の 地ビール呑んで A○Aに乗る
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