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愉快な 研究所三人組

2005年04月19日

へんちゃか ぺんちゃか 体力づくり

すっかり春じゃのう。
桜、あんず、紫もくれん、花桃。次から次へと咲き誇り、そして今はすみれ、やまぶきの花が輝いておる。お日様の暖かさ、雨の恵み、大地からの栄養、みんなみんな必要なんじゃな。みんなみんな、ひとつの生命のために力を注いでくれるんじゃな。わしらもこうやって支え合いたいのう。


四月。
一番、余裕のある時なんです。
小学校は始まったばかりでしょ、だからほとんど仕事はありません。毎日が春休みのようなウキウキ感覚。なんともゆるやかな時間の流れ・・・。花びら舞う中、午後のお茶でもしましょうかねえ。う〜ん、この気品高い香り。歯ざわりサクサクの久喜のクッキー(詳しくはDVDを)。青空に一筋の飛行機雲(詳しくはCDを)を見上げながら、春風にほほをなでられながらの至福のひととき。ああ、優雅なおぼっちゃまのティータイム。

あれっ?何、怒ってんの?そんな怖い顔をして(あ、もともとそういう顔でしたっけ?こりゃ失礼)
うん?職場は始まったばかりで会議だらけ。子ども達のこともまだ理解できない。名前さえ覚えられない。クラスはしっちゃかめっちゃか。わけのわかんない書類づくりに追われるし、新しい人間関係もさぐり合いの日々。定時に帰れる日なんてない!あ〜、私の青春を返して〜!

そうですよね、確かにそうですよね。ものすごくエネルギーを消耗するのがこの四月でしたね。おぼっちゃまも昔、公務員時代の頃がありました、はいはい。よ〜く記憶しております。土日はバタンキューでしたよ。ほら、おぼっちゃまって虚弱体質で、きゃしゃでしょ?(何、言葉の意味が変わったのかって?変わってないよ、前からず〜っとこのままさ)
四月、それは楽しくもあり、疲労もあり、気苦労の連続の毎日でしたねえ。お疲れ様です。本当にお疲れ様です。今夜も、パックで肌をよみがえらせましょうね!(よけいなお世話でした。)

みなさまが苦しんでいる時に、一人優雅にお茶なんかしている場合じゃないですね。反省いたします。だけどね、でもね、しかしですよ、ところがです。これはこれで、けっこう大変なんですよ。暇っていうことは、自分で自分を律する必要があるんです!(きっぱり) だらだらしていたら、前進できないでしょ!(おっ、りりしい) 毎日の計画をきちんと立てて、足腰弱らないように体力づくり!(よっ、たくましい)その理由、その意味、それは、それはすべて・・・・・・太らないためなのであったのです・・・・・・。


おぼっちゃまの体は、どうも、消費エネルギーが少なくて済んじゃうみたいなんです。それなのに、食べ物はおいしいし、ほんでもって動かないし。しかも、追い討ちをかけるように、「今ぐらい(の太さ、まんまるさ)がいいんじゃないの」って言ってくださる方もいて、お調子こいて「やっぱ、かわいいんだって」と鏡の中の自分に話しかけちゃうしね・・・。え、違うの?
ゆえに、規則正しい生活(ピアノの練習やら、楽譜の整理、学校への事務連絡やら)とウォーキングや筋トレ(す、すごいけど、何やってんだか!)に励むのでありました(あ〜あ、また、ほら吹いちゃった)。

前置きはさておいて(あれ、今までのは前置きだったの〜?)、久しぶりに、わが研究所のメンバーとのコンサートがありました。夏はサマカレでほとんど一緒にいるわけですが、その他はまったく別々の三人。めったに会えません。仲が悪いから・・・ではありませんよ。はい、そこのあなた、勘違いしないように!つまりですね、それぞれの求められる場が違うからです。素晴らしいことでしょ。三人同時に違う場所で動ける。こりゃ、たいしたものです。限りある時間の中で最大限に動く。そのためにも、三人別々ということは画期的なことなんです。でも、でも、でもでもね、三人一緒というのも、いいものですよ。何がってね、「楽しい」んです!なに?たまにだから良いんじゃないのって? う〜ん、その件につきましては、また、じっくりと考えておきます、はい。


ご存知、所長のピカリン。
20年以上の付き合いになるのですが、この頃、やたらとかわいく思えてしまうんです。もちろん偉大な存在なんですが、このおぼっちゃまも、まだまだ若いのに様々な経験を積んだせいでしょうか、いろいろと意見を出せるようになったんですね。それをちゃんと聞いてくれるんです。人間って、なかなか年下の意見って聞けないでしょ?「な〜にを生意気に」って、思ってしまいがちです。でもね、ピカちゃんは違うのです。信念を持ちながらも、耳を傾けてくれるんです。だから大好き!もちろん、僕が間違っていたらちゃんと教えてくれますしね。
何よりも、最後にはまとめてくれる。一本の柱を立ててくれる。そこが素晴らしい「どんと構えて」いて、「光っている」人なのです(あとは、もう少しちゃんとリハーサルっていうか、楽曲の練習をしてくれたら最高の上司なんだけど・・・。勘でギターを弾いたり、コーラスつけるからね)。

最近、全国で大人気の、所員のまっちゃん。
同じ研究所の仲間としてはまだ数年の付き合いなんですが、昨年あたりから、僕とのコンビネーションもばっちり。天才おぼっちゃまセッターのトスに、みごとに反応してくれるようになったんです(詳細は、2003.9.4付けの日記をご覧あれ)。時々ですが、僕がトスを上げる前に打っちゃうからびっくりするけどね。しかし、よくぞここまで成長してくれました。部長としては喜ばしい限りです。とにかく、その「のほほん」とした「おとぼけさ」が素敵な「こぼちゃん」なのです(4コママンガの「こぼちゃん」に似ていると思っているのは、はたして僕だけなのか!そして、このおぼっちゃまは「ペコちゃん、ポコちゃん」と呼ばれているのであった)。

三人いる時は、なるべく三人で演奏したい(コンサートはね)。
これが、僕の願いです。一人ずつを活かしながらも、伴奏やコーラスも三人で作り上げたいんです。ゆえに、4月9日に開かれた都内でのコンサートでは、ピカリンのギター、まっちゃんのタンバリン、そして、おぼっちゃまのピアノで、素晴らしい響きを生み出したのでした!曲目のみ決まっているコンサート。流れなんて、いっさい打ち合わせなし。しかし、そこは天才おぼっちゃま率いる研究所!(あれ、所長はピカリンじゃなかったっけ?)会場が笑いの渦に包まれるのでした(でもねえ、おじさまが一人、笑顔がかさなればの後逃げるように退出したのを見逃さなかったのだ!そりゃそうだよね。説明ないのに、手遊びが全員という感じで始まるんだものね。やっぱ、新興宗教?)。後で聞いたら、受付で「一時間ほどしたら、戻ってきます」と言い残して、階段を下りていったとか・・・(はたして、戻って来たのやら。その真実は永遠の謎となったのでした)。

二部では、『みんな生まれる』のコーラスをピカちゃんと、こぼちゃん(あ、違った。まっちゃん)に頼んだのでした。本当は違う曲を歌う予定だったのですが、入れ替えたんです。リハーサル後のお昼の短い時間に、楽譜を渡して練習です。二人とも、みごとなハーモニーを聞かせてくれましたよ。本番では、メロディを歌いながら、とても気持ちよく、そして、ありがたささえ感じていたのでした。

僕ら人間も、植物のように助け合って生きているんですよね。
当たり前だけど、寄りかかっていいんですよね。
沖縄を舞台にしたテレビ番組「ちゅらさん」で、元キャンディーズのスーちゃん(お母さん役)の台詞に、

「エリー、一人で生きていくなんて言うんじゃないの。そんなに簡単に、人は自立できないのよ。周りのたくさんの人のおかげで、助けられながら、みんな生きていけるのよ。」

自分が諭されているようで、涙してしまったおぼっちゃまなのです。なんて、人間らしい言葉なんでしょう!How wonderful!

自己責任・自己責任・・・。
もちろん、自分で責任持つことは大切だけど、ちょっと前から、何にでも使われるでしょ?なんだか、冷たさしか残らないなあと思うんです。人と人を切り離す言葉・・・。好きになれないんです。

きみが こうしていてくれるだけで なんだか うれしくて
きみが 今ここにいてくれるだけで 元気が湧いてくる

さあ、研究所も15年目です。
今年も、いろいろな方から“元気”をもらって、歌いますよ、遊びますよ、踊りますよ。
ずっと蒔き続けてきた種。今年は新しい芽が見えるでしょうか?花びら便りが届くでしょうか?それを確かめに、いよいよスタートラインに着きます。待っててね!三人で、全国を飛び回ります!(あ、別々だけどね。)ピカリンの「たくましさ」、こぼちゃんの(だから、まっちゃんだってば)「おだやかさ」、そして、何と言っても、ぽっちゃりおぼっちゃまの「かわいらしさ」でね(はいはい)。


法律って、なんじゃろうな?
世の中の皆の衆が、幸せになるためのものじゃと思うんじゃわい。誰か、ひと握りの者だけが特権を得るために作られたら、こりゃ、えらいことよ。反対せにゃな。どうせかぎりある生命じゃて、わしゃ声に出すぜよ。手遅れにならんうちにな。
法律にはなくても、人はのう、人として温めねばならん事があるんじゃよ。守るべき事があるんじゃよ。なに、教えてくれじゃと?ふぉっほっほ。内緒じゃ。そいつはのう、自分で探しんちゃい!おまえさんの目なら、見えるはずじゃよ。いつか失くしてしまった、あの夢もな・・・。
おお、今日もえらそうに語ってしまったのう。許してくんされよ。年寄りのたわごとじゃて。ほいじゃ、疲れも出る頃じゃから、気いつけんさいよ。ほいだば、ごめんなっしょ。

へんちゃか ぺんちゃか 見えてくる