へんちゃか ぺんちゃか 聴いたかい?
26日は聴いてくれたかいのう?ラジオじゃよ、ラ・ジ・オ!英語で言うならレイディオじゃ!はい、みなさんご一緒に「レイディオ!」…good!
3月26日、この日は意味があってのう。ユズリンおぼっちゃまにとっては、思い出深い日なんだそうじゃ。紐解いてみれば、2年前の同じ日にも実はラジオに出演しておったんじゃよ。なんたる偶然かいな。いとおかしじゃ!しかも、その番組が今度のアルバムでナレーションをしてくれておる今村政司さんがパーソナリティの「今村政司の極太ラジオ」だったんじゃよ!それにしても、す、すごい番組名じゃのう。
そして、今回は俳優の阿藤快さんの番組。おぼっちゃまは言っておった。「阿藤さんって、テレビで観るのとまったく同じだ」とな。30分のゲストコーナーだったのに、話が盛り上がり延びてしまったそうじゃよ。それとも、やはりおぼっちゃまの天真爛漫なかわいらしさに、阿藤さんもまいったのかのう。無理もないことじゃ、うっひょっひょ。
しかしじゃ、阿藤さんも豪快な人で、CDプレゼントは3枚だったのに5枚にされてしまい、「もう予算がないから」の名前を言ってはいけないあの人も(あれ、この表現ってどこかで…?)、苦笑いしながらも承諾させられてしまったそうじゃ。はがき、まだ間に合うかもな。おおっ、そうじゃそうじゃ、わしも書かねば。こんな事をしている場合じゃないのう。ほんだば、また後でのう(お〜い、たしか年賀状があまっていたはずじゃ、持ってきてくれんかのう)。
静岡のみなさんのみならず、今回のラジオ番組は全国で聞いていただけたんですよ。なんたって、インターネットラジオというものがあり、SBSラジオのホームページから聞けるんです。しかも映像まで見れたとか!まいったなあ。そう言えば、スタジオに小さなカメラがあったから、「何でかなあ…」と疑問に思っていたんです。映っていたんですね。ああ、それならば、それならば。時々、そのカメラに目線を合わせてアイドルスマイルをしたのに。ああ、もう少しきれいな服を着たのに(えっ、画面は白黒だったの?な〜んだ、じゃあいいや)よ〜し、次回は心してうかがいましょう(って、呼ばれたらの話ね)。
おぼっちゃまがゲストですから、当然スタジオにキーボードを持ち込んでの放送でした。しかしです、なんと本番直前にバッテリーがなくなってしまい、電源が入らなくなってしまっていたのです。さああわてたのが、スタッフ!え、おまえじゃないのかいって?おぼっちゃまはあわてませ〜ん。なんでって、おぼっちゃまは機械にうといから、どうしようもないのです!何もできないのです!だから、見てるだけ〜。そして、うっひょっひょってこの騒動を楽しんでいたのでした。たまらないよね〜、こういうハプニングって!
それにしても、阿藤さんにはまいりました。
一応、あくまでも一応ですが、話の流れが決まっていたし、歌う曲目も決まっていたのに、突然「あれを歌え」「それを聞かせろ」って、言い出すんですよ。なもんで、曲目は増えるし時間も延びるし、教育問題にまで話が発展して「誰が悪いから、こんな教育現場になるんだ」なんて回答をせまられるし。答えに窮してしまい、自ら「ピーーーー」とごまかしてしまいました。そりゃ、話せって言えば言いますけど…。でもねえ、真面目に話ができそうな人でしたよ。すごく考えている人で、その深さがわかりました。まるで、おぼっちゃまのように明日の日本を心配している方なのでした・・・はい。
さて、翌日は京都での研修会「ユズリンのスプリングカレッジ」。
保育園や幼稚園のお勤めの方には、まったく価値のないような内容なのに、まあ、毎年たくさんの方が参加してくださいます。ピカリンやまっちゃんなら満足するであろうのに、こんな、単にかわいいだけのおぼっちゃまに付き合っていただける幸せ!ありがとう、ありがとう。もひとつおまけに、ありがとう。
でも、みなさんの本当の目的は、どうも新しいダンスのようなんですねえ。教員向けのダンス『笑顔でいきましょう』。今回のこのダンス、振り付けを『DO MY best!』などでも依頼した先生につけてもらったのでした。しか〜し、やっぱり難しい。先生が踊ればなんともかっこいいのに、おぼっちゃま達が踊るとまったくさまにならない。ぎこちない。きれいじゃない。こんなはずじゃない!ううう、どじで、どじでだど?(どうしてなの?)
そんなおぼっちゃま、やっと厳しい現実を知ったのでした。
「ああ、世の中にはかわいいだけじゃ通用しない場面があるんだ、ひどい、ひどいじゃないか〜!夕日のバ・カ・ヤ・ロー!」
てなわけで、とにかく自分がいちばん踊りやすいように、どんどん変えてしまったのでした。自分が踊りやすいわけですから、もう、がぜんはりきってステージ狭しと踊っていたのです。ところが、なんとその姿が一瞬にして消えてしまったではありませんか!そう、「空間認知能力急性欠乏症」になってしまい、後ろにステップを踏むときに足がステージをはみ出してしまい、勢いあまってそのまま下に!あ〜、落ちる〜!
しかしです、しかしですよ。ここからを聞いてちょうだいな!おぼっちゃまはプロでした!さすがプロです。プロの落ち方なのです!?
最小限の怪我で済むようにと、なんともゆっくりと落ちていったのです。頭を打ったら大変でしょ?そうでなくても充分変なのに、これで、頭を打ったら・・・(あ、元に戻るからいいんじゃないの?って、そういう事を言うわけ〜)。手や指も困るでしょ?ピアノを弾けなくなったら、それこそ一大事!
だから、よく聞いてね。いい?一回しか言わないからね。
おぼっちゃまは、空気にしがみつきながら(この表現、ぴったり!)、0.5秒で落ちるところを2〜3秒かけて、本当に、本当にゆっくりと落ちたわけですよ。しかも、手に持っていたマイクも壊さないよう気を遣いながら・・・。キーボードやモニターなどの器材の中に消えてゆく、おぼっちゃま〜。
一緒にステージで踊っていた方いわく(以後、「ぶりさん」と呼びます)、
「びっくりしたわ。だって、落ち始めから見ていたんだけど、すぐに落ちないで、しばらく落ち続けていたのよ。まだ落ちない、まだ落ちない。早く落ちればいいのにって思っていたのに、あらやだ、ごめんなさい。つい本音が。でもね、驚いたわ。あ〜た、空中に止まっていたのよ。ユズリンは、やっぱりただかわいいだけのアイドルじゃないわ。すごいわ、すごいわ!天才よ!」
そうです。
そしておぼっちゃまは、落ちながらもぶりさんに伝えていたのでした。
「続けて!みんなは踊っているんだから、そのまま続けて・・・!」
おお、なんてけな気なおぼっちゃま。な、涙なくしては語れない・・・ううううう〜。ついに落ちた瞬間、おぼっちゃまはそっとつぶやくのでした。
「ス、ステージには魔物が潜んでいる。そう、舞台は生き物!生きているのだ〜!」
無情にも、ぶりさんは助けようともせずに、笑顔で踊り続けるのでありました。ああ、かわいそうなおぼっちゃまの運命はいかに。つづく・・・(だから、続かないってば)。
わしの知らない間に、大変な事件が起きていたんじゃのう。
ほいでも、おぼっちゃまはたいしたものじゃて。この頃、肉が身に付いていると嘆きながらも、落ちる速度を調節できる能力まで、身につけていたんじゃからのう。感心するのみじゃ。ほ〜よ、ほ〜よ。おやおや、これを読んでいる読者のあんたさんも、よ〜け付いておるのう。肉じゃよ、肉!おう、これは失礼!わしゃあ、うそがつけん人間でのう。許してつか〜さいよ。
さ〜て、次回は新しいアルバムの感想や反響でも、話してみようかのう。よかったらおみゃ〜さんも、アルバムやDVDの感想を送ってちょうでゃ〜な〜も。待っとるでな〜。
ほいじゃ、へんちゃか ぺんちゃか 雨上がり
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