毎年、春はなんだかダメなんです。
頭痛がひどくて、精密検査までしてもらったのに異常なし。で、結局は肩こり!マッサージで、あっという間に治ってしまった年もあるほどです。仕事は、夏に比べたら忙しくないのに、どうしてでしょうねえ。冬から春に向けて自然界はエネルギーに満ち、新しい生命を芽吹かせているというのに、どうもそのテンポについていけないんです。歳なのかなあ…やっぱねえ!(アイドルはどうするの?体力づくりに励むのだ!)
新しいアルバム『きっとできる』。
もう、聴いていただけましたか?
うれしいことに、どんどん感想が届いています。発売からまだひと月しかたっていないのに、驚きです。自分の励みにしてくださっている方もいらっしゃるし、何よりもうれしいのは、すでに実践をして、子ども達に返してくださっている先生がいてくれるということなんです。今回も前回同様、そんなみなさんの声をお届けしましょうね(はい、今回も無断で〜す)。
まずは、タイトル曲の「きっとできる」。
歌自体はテレビのテーマソングとしても流されていたため、すでに昨年から歌っていたよ、という方もいました。が、今回ようやく手に入り、教室でやっと歌い出しましたという先生の喜びの声も届いています。
何よりも、子ども達にというより、自分自身に向けて歌っているという方のなんと多いこと!それだけ、みなさん環境も変わったりして、いろいろなところで小さな闘いをいっぱい、いっぱいしているんでしょうね。
「きっときっと でき〜る〜」のところをそのまま歌う人もいるでしょう。そして、少し変えて「きっときっと やせ〜る〜」とか「きっときっと はえ〜る〜」というせつない気持ちとかもあるんでしょうねえ。う〜ん、まさに名曲です。で、あなたは?
「スキスキ大好き」…この曲は、コンサートや研修会で歌い合っている曲の一つです。毎朝歌っているという小学校の先生が教えてくれました。その日の日直さんの良いところを、同じ班の仲間が言うんだそうです。もちろん先生もね。「その時の日直さんの顔がなんとも言えないのよ。みんな恥ずかしそうだけど、本当に嬉しそうでね」と、実践している先生は語ります。
また、ある保育園では、全園あげての毎月の誕生会で、先生達が歌っているんだそうです。誕生月の子ども達はもう大喜び。さらに次なる計画では、保護者会でお父さんやお母さんの良いところも歌うんだそうですよ。なんだか、いいよねえ。みんなが家族っていう雰囲気ですよねえ。
さらに、まだ言葉もわからない小さな子ども達を、一人ひとり抱きながら歌っているという保育士さんもいるんですよ。こういう光景を想像するだけでも、ニコニコしてしまいます。今は、なかなか言葉をかけられない保護者の方もいるとか。親子で遊ぼうなんていう会でも、歌ってみたいなあと思いました。そうそう、その保育士さんね、気がつくと、他の子ども達が自分の番を待って、ずらーっと並んでいるんだって。もう、ほかほか気分ですね(まっちゃんのタオルで遊ぼうと同じだね)。
誰だって、悪口ばかり言われるよりも、たまにはほめてもらいたいですよね。僕も同じです(おだてられたら、どんどん木に登っちゃいますよ。だから、何かさせたい時には、もうほめまくってくださいな!)。
コンサートでの感想にもありましたよ。ふだんは、めったに自分の子どものことをほめたり、「スキ」って素直に言えないんだけど、今日は少し照れながらも言えましたって。さらに、夫婦で来てくださった方は、「二人でしばし呆然と、見つめ合ってしまいました」だって!う〜ん、ラブラブ!?
まだ教員だったら、一人ひとりの素敵なところも歌いながら、班やクラスの素敵なところも見つけて、みんなで歌い合いたいなあと思っています。
そして、この国、日本のことも、素直に「スキスキ この国 スキスキ この国 スキスキ大好き ぼくらの国」って言えるようになる日を作りたいなあ。
「今日も一日ありがとう」…歌っている子ども達の顔が、なんだかしっとりしているのよ。それを見ている私のほうまで、幸せな気分になるの…こういう先生っていいでしょ?みんなを見守ってくれている。子ども達のこと、大好きって感じます。こんな先生だからかな?さらに教えてくれました。…二番の歌詞「口げんかもしたけれど 明日は仲直りができますように」が、子ども達の毎日にぴったり。一人ずつの顔を見ると、見えるのよ…って。
そして、ニューヒーローもの第四弾「輝け!ぼくらのハブラシマン!」
もう踊っているよという保育園もあるし、今年度初の小学校公演(京都の嵐山小学校)では、なんと、先生や児童会のみなさんが、歯を磨かないと、こんなになっちゃうぞ〜というような寸劇を、衣装や大きな虫歯の模型まで作って披露してくださったんですよ。リハーサルもなかったので、この後どうなるんだろうと思っていたら、なんと全校のみなさんが立ち上がり、踊りだしちゃったんです。まいりました。
そうだ、歯科医師会にこの曲を持っていって、テーマソングにしてもらおうかなあ?でも、こんなにうるさい歌だと、みがき方が雑になるからって、却下かも…。
5月1日の京都での発売記念コンサート(生バンドとの)。この時、初めて「おばあちゃん おじいちゃんは森のフクロウ」を歌ったんです。すると、お孫さんと来てくださった方が、思い出話をしてくれました。
「フクロウの歌を聞いてね、あたしのおばあちゃんの事を思い出したわ。よく、梅干をおでこに貼られたのよ」
最近、テレビの影響もあるのか、僕のコンサートにもさまざまな年齢の方が、ようやく来てくださるようになりました。うれしい出会いです。
と同時に思うのが、人には、それぞれの感じ方があるっていうことです。こうでなきゃダメ、っていう押し付けだけはしたくないし、ましてや、受け入れられませんよね。そういう自由を大切にしないとね。
さあ、是非、あなたも自分の心で聴いてみてくださいね。一曲でも気に入っていただけたら、うれしいかぎりです。
お伝えできなかった曲への感想は、また、いつかお話しましょうね。
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